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【潜入取材】横浜のビールイベント「JAPAN BREWERS CUP 2025」に行ってきた!


2025年2月7日から9日まで、横浜ハンマーヘッドで開催された『JAPAN BREWERS CUP 2025』は、ビール審査会とフェスが融合した日本最大級のクラフトビールイベントです。参加した43社のメーカーから、審査で受賞したビールを始めとする約200種類の銘柄が提供され、多くのビール愛好者で賑わいました。今年はチェコの審査形式を取り入れたブラインドテイスティングで698銘柄が審査され、小麦ビール、ヘイジーIPA、フルーツビールなど多様な部門で賞が発表されました。また、会場ではお笑いライブやアーティストによるステージも行われ、クラフトビールに合わせたエンターテインメントも楽しめました。


まだまだ寒さが厳しい2月のはじめ。ただ、この場所だけは熱い熱気に包まれています!!

ビールの審査会&ビールフェスティバルが融合する冬季最大のクラフトビールイベント「JAPAN BREWERS CUP」(以下、JBC)が今年も開催!2025年2月7日(金)〜9日(日)の3日間開催される2日目に編集部が潜入!受賞ビールをはじめ、さまざまなビールをたっぷり堪能してきました!

JAPAN BREWERS CUPとは

みなとみらい線馬車道駅から徒歩10分、みなとみらい駅から徒歩12分、JR桜木町駅から徒歩15分の場所にある「横浜ハンマーヘッド」CIQホールが会場です。

 JAPAN BREWERS CUP(ジャパンブルワーズカップ)とは

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ビールの審査会とビールフェスティバルの融合した冬季における日本最大規模のクラフトビールイベント。品評会での結果を当日中に発表し、ビール職人達が認めた味わいをお客さんにすぐに楽しんでもらうという世界でも珍しい大会。開催にあたり、チェコ最大のビール審査会「Gold Brewers Seal」と正式に提携を結び、毎年本格的な審査会をブルワー(ビール職人)のみで行っている。日本のクラフトビールメーカー37社、韓国のクラフトビールメーカー1社、アメリカのクラフトビールメーカー3社、カナダのクラフトビールメーカー1社、アメリカビールインポーター1社、総勢43社が集い、日本・韓国・アメリカ・カナダのビール合計約200種のビールが1杯700円から(価格は各社設定)提供される。

JAPAN BREWERS CUP HPより引用

たくさんのブルワリーが集結してクラフトビールが販売されるだけではなく、ビール職人による審査会も行われます。用意があれば、審査されたビールもイベントで販売されます。お客さんが胸熱なだけではなく、ブルワーの方々にとっても、手に汗握るイベントです。

また、ビールだけではなく、吉本興業のお笑い芸人によるライブや、アーティストによるステージも!横浜の人気レストランのフードも出店しており、ビールやエンターテインメントで1日中たのしめます。

会場は入場チケットに加え、各店舗ごとで支払うシステム。現金のほか、1社を除く全てのブースでいずれかのキャッシュレス(PayPay・クレジットカード)で支払うことができます。

入場の証であるリストバンドを手に入れたら、さっそく会場へ!


受賞ビール飲んでみた!


会場に入ると広々とした空間にスタンディングテーブル席がずらり。周りを出店ブースが囲んでいます。

2日目の朝一番に行きましたが、すでに会場は人で混み合っていて、時間を追うごとに続々と人が会場入りしています。

定位置を決めたら、さっそくビールを買いに向かいます!

イベントでは、1日目の夕方に、審査会の結果が発表されました。

審査会は、チェコの審査形式を採用し、全国のブルワーが集まってブラインドテイスティングにて行います。

今年の出品ビール数はなんと、698銘柄!!数多あるクラフトビールのなかから、今年は7部門、上位6位が発表されました。

その結果がこちら!

Japan Brewers Cup Xより引用

今回は、受賞したビールを中心にさまざまなクラフトビールを飲んでみました!

■小麦ビール部門 1位
足柄ヴァイツェン/箱根ビール


小田原・鈴廣かまぼこが、「かまぼこ屋ならではのビールづくり」を目指し1997年にビール醸造をはじめ「箱根ビール」が立ち上がりました。かまぼこや和食にあう、雑味の無いきれいなビールづくりを目指しています。


2019年、2020年にも本大会にて1位を獲得した箱根ビールの「足柄ヴァイツェン」が今年も返り咲き!未ろ過で白く濁った液色。香りはThe ヴァイツェンのバナナのような香りで、飲んでみるとすっきりとしたベースに麦の甘みがしっかりと濃厚に感じられて、飲み心地抜群。パイントサイズでごくごく飲みたい。

箱根ビール紹介ページ


■淡色ラガー部門 2位
Tachihi PILSNER/立飛麦酒醸造所


立川飛行場跡地で2021年12月にオープンした「立飛麦酒醸造所」。創業100年の歴史あるクラフトマンシップを継承し、ビール造りを通して東京立川の地域社会を向上させ、これから100年先までの未来をより良いものにすることを念頭に、経験豊富な醸造チームが伝統と革新をテーマに日々ビール造りに励んでいます。


インターナショナルビアカップ2024のジャーマンスタイル・ピルスナー部門でも金賞を獲得!日本人にも馴染み深いスタイルで、コクを引き出すために低音でじっくりと時間をかけて発酵し、醸造所で長期熟成させています。口に運ぶと、すっと喉に流れ込んできて雑味がなく「美しい!」という印象の、麦の旨みが感じられる一杯。良い意味で何も考えずに飲みたくなる。

立飛麦酒醸造所紹介ページ


■ヘイジーIPA部門 1位
Freshly Squeezed/WEST COAST BREWING


2019年より、クラフトビールの醸造を静岡市・用宗でスタートした「WEST COAST BREWING」。目指しているのは、クラフトビールの本場であり、オーナーの故郷でもあるアメリカのビール。ホップの香りを効かせた、さまざまなスタイルのビールを造り、現在は毎週2~3銘柄を新作としてリリースしています。また、静岡・大阪・沖縄では直営店を、ブルワリー真向かいにはタップルームを併設した直営ホテルも運営しています。


今回から新設されたヘイジーIPAは二種類紹介!まずは、1位のWCBから!柑橘からのマンゴー、フルーティーで濃厚な飲み口が特徴の一杯。Juicy Double IPAでトロピカルアロマに「これこれ!」とつい呟いてしまう。味わいもトロピカルな甘みが前面に出ていて、香りと味わいのバランスが秀逸!
WEST COAST BREWING紹介ページ


■ヘイジーIPA部門 6位
TRACK RACER Hazy IPA/横浜ベイブルーイング


2012年より醸造を開始した横浜ベイブルーイング。JAPAN BREWERS CUPの主催も務めています。目指すのは“世界一のピルスナーを造る”そして、“横浜を世界に通じるクラフトビアシティにすること”をかかげ、ビールをつくっています。


 「TRACK RACER Hazy IPA」は、「HAZY IPAってどんなもの?」かと聞かれたらこれを勧めたいと思うほどの一杯!泡も滑らかで、味わいもジューシー。香りと味わいのバランス感も抜群で、重すぎず、安心して飲める王道ヘイジー。
横浜ベイブルーイング紹介ページ


■濃色ビール部門 1位
マシュマロフリーク/横浜ビール


1999年、ビール文化発祥の地・横浜でスタートした「横浜ビール」。横浜で最も古くから醸造するクラフトビールメーカーとなっています。醸造所併設のレストラン「驛の食卓」では、横浜・神奈川の食材を使用した料理と、常時8〜10種類の新鮮なビールが味わえます。「地元横浜で誇りになるビールを造りたい!」「横浜の人たちにとって、自分たちのビールだと思ってもらいたい」と考えていて、ビールに使用する麦・果物を栽培している生産者や飲み手の方々まで、人と人の繋がりを大切にしているブルワリーです。


マシュマロを使わずに、どうやってマシュマロを表現しようかと考え尽くされたペイストリースタウト。フレークドオーツ、バニラビーンズ、ローストモルトを使用しています。見た目真っ黒!鼻を近づけるとバニラのような甘い香り。飲んでみるとマシュマロ感抜群ですが、ほどよい苦みも相まってするすると飲めてしまう不思議。
横浜ビール紹介ページ


■フルーツビール部門 2位
ビエール・ド・雷電 極め仕込み 苺のサワーエール/OH!LA!HO BEER


長野県東御市のクラフトブルワリー「OH!LA!HO BEER」。“おらほ”(OH!LA!HO)とは、方言で“わたし達”、“私たちの地域”といった意味があります。オラホビールのコンセプトは、“グラスの中の幸せ”を考えるブルワリー。「一日の終わりに、週末に、休日に、友人や、ご家族と、幸せなひとときを過ごしていただく、そのお手伝いが出来れば…」とおいしいビールを造っています。


昨年は桃を使用していましたが、今年は苺のサワーエールに挑戦したとのこと!今が旬のいちごを贅沢に使用しています。鼻を近づけると、まさにいちご!飲んでみると、いちごをまるかじりしているかのよう!いちごのジューシーさに加え酸味もあるので、甘さに飲み疲れることもなく飲みすすめてしまう、旬も感じる一杯。
OH!LA!HO BEER紹介ページ


■淡色エール部門 1位
DBA/Firestone Walker Brewing Company


アメリカ西海岸、カリフォルニア州セントラルコースト、数多くのワイナリーがひしめくパソロブレスにFirestone Walker Brewing Companyはあります。


2種類の樽でつくったビールを融合。バニラやキャラメルなどの複雑な香りに甘さと苦みが混ざり合った味わい。複雑さを感じますがベースはクリアで、飲んでいて満足感があります。この複雑さを調和させるバランスに驚きます。
Firestone Walker Brewing Company紹介ページ


■IPA部門 2位
Huckster Double IPA/Topa Topa Brewing Company


アメリカ カリフォルニア州ベンチュラ、トパトパ山脈の麓に位置する「Topa Topa Brewing Company」。職人精神・品質・コミュニティーの絆の3つを大切にしています。今回、横浜ベイブルーイングとコラボしたJBC2025公式ビール「JBX XPA」も販売しています。


計算され尽くしたホップの配合による、マンゴー、白ワイン、洋梨感が特徴。鼻を近づけると、とっても華やかな香り。ほどよい苦みのなかにピンクグレープフルーツのような甘みを感じます。

Topa Topa Brewing Company紹介ページ


今回初めて、受賞ビールを中心に飲んでみるということを体験してみたのですが、香りと味わいのバランスが良いものばかり!総じて一口目に「うまっ!」とつぶやいていました。

また、推しブルワリーがある人でも、いつもとは違うビールを飲んでみようというきっかけや、新しいブルワリーやビールを知るきっかけにもなると感じました。

ジャパンブリュワーズカップは2月9日(日)まで!


その他にも、ブルワリーが多数出店しています!


自分でハンドポンプで注ぐことができる反射炉ビヤの「頼朝エリアルエール」や、Teenage BrewingがBREWDOGとコラボした「TEENAGE PUNK IPA」「TEENAGE HAZY JANE」、しまなみブルワリーのなどなど、気になるビールを次々に飲んで行った編集部一同。


会場内には全43社のビール会社が集っています。日本全国からはもちろん、海外のブルワーも一堂に会し、直接交流することができる貴重な機会。

受賞ビールを目掛けて飲んでみるもよし。
好きなブルワリーに直行してみるもよし。
会場内を歩いて気になるビールを買ってみるもよし。


クラフトビールのたのしみ方は、人それぞれでOKですが、JBCは、おいしいビールや新しいブルワリーに出会うきっかけをたくさんちりばめてくれていると改めて感じました。

ステージも大盛り上がりで、一日中いたくなってしまうJBCは、2月9日(日)がラスト!気になる方はぜひ足を運んでみて、ぜひ好みの一杯(一杯だけとは言わず、二杯も三杯も四杯も…)を見つけてください!

 JAPAN BREWERS CUP 2025

○日時: 2025年2月7日(金)17:00-22:00/前売り:800円、当日:1000円
2月8日(土)11:00-21:00/前売り:1300円、当日:1500円
2月9日(日)11:00-19:00/前売り:1100円、当日:1300円○会場:横浜ハンマーヘッドCIQホール(Googleマップ
○JAPAN BREWERS CUP HP:https://www.japanbrewerscup.jp/index.html
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