おうちでゆったりとくつろいでいるとき、はたまた外へでかけたとき。いつでも、どんなときでも寄り添ってくれるビールたち。そんなビールと過ごすなにげない日常を、イラストレーターnatsuruが描きます。
(これまでの「いつもの日常に、わたしとビールと。」はこちら)
赤星あるとこ、良いお店
仕事帰り、「ビールが飲みたい」と思いながらふらりと立ち寄ったのは、赤提灯が灯る居酒屋。初めて入ったそのお店はL字のカウンター席のみで、奥には常連さんらしき二人組がビールを酌み交わしている。そのビールはというと、『サッポロラガービール』、通称「赤星」。赤星を飲みながら、「赤星あるとこ、良いお店」とまじないのようにつぶやく友達を思い出しながら「赤星」を注文。おつまみも頼んで手酌でひとり味わいを楽しむ。思えば私も赤星があったら必ず最初の一杯に頼んでしまうようになった。そんなことを考えていたら、ひとつ空けた席の向こう側の常連さんから、「仕事帰り?お疲れさん!」と「赤星」を注いでくれる仕草をしてくれた。「じゃあ、遠慮なく」とビールを注いでもらい、何気ない身の上話を聞いたり話したり。ひとりでしっぽり飲むのも好きだけれど、「赤星」のある店で初めて会う人と話す時間も良いなと感じた。
Illustration:natsuru(@NaTsuRuuuu)
Text:山吹彩野
6月が始まりました!今月もビールカレンダーを配信します。今月は“赤星”!
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pic.twitter.com/cdNf108haW— ビール女子 (@beergirl_net) June 1, 2024