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ミートオムレツなど食べた『31人発症・5人入院』 「サルモネラ菌」集団食中毒 【夏に多く発生する理由】とは…


愛媛・松山市は22日、高齢者施設で提供された給食を食べた31人が、食中毒症状を訴えたと発表。

18人が医療機関受診

市の衛生検査課によると、今月14日『グリーンヘルスケアサービス』が提供した朝食、昼食、夕食を食べた男女31人が、発熱や下痢などを発症した。

うち18人が医療機関を受診し、5人が入院。

(画像:松山市役所)

保健所が検査した結果、発症者20人から「サルモネラ属菌」を検出した。

そのため、給食業者が提供した食事が原因の食中毒と断定。

食品衛生法に基づき、5日間の営業停止を命じた。

業者はホームページで謝罪

給食業者が提供したメニューは、

朝食:御飯、レーズンロール、ミートオムレツ、カリフラワーのサラダ、味噌汁、スープ。

昼食:御飯、あじのミリン焼き、がんもの煮物、切干大根のナムル、味噌汁。

夕食:御飯、豚肉と大根の甘辛煮、じゃが芋の磯辺焼、マカロニサラダ、すまし汁。

(画像:グリーンヘルスケアサービス・ホームページより)

業者はホームページで「発症されたご利用者とそのご家族の方々には多大なるご迷惑とご心配をお掛けしておりますこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

35℃~43℃の温度帯で活発に増殖

サルモネラ菌は、鶏や牛・豚などの家畜、猫、犬などのペットとして飼われる動物の体内に広く生息している細菌。

高湿度や水分活性が高い状況、及び35℃~43℃の温度帯で活発に増殖するが、7℃未満の低温では発育できなくなる

(画像:サルモネラ菌 提供:東京都健康安全研究センター)

そのため、サルモネラ菌による食中毒は、夏場に多く発生する。

加熱・手洗い・温度管理

サルモネラ菌による食中毒を予防するためには、

十分な加熱:中心温度75℃以上で、1分間の加熱が有効。

調理器具を分ける:食肉の調理器具や容器を、他の食材と分ける。

手洗い:食肉を取り扱った後は、必ず手を洗う。

調理器具の洗浄と消毒:食肉処理後の調理器具、容器の洗浄と消毒を行う。

新鮮な食材の使用:信頼する業者から新鮮なものを仕入れ、適切な温度で管理する。

(画像:サルモネラ菌 提供:東京都健康安全研究センター)

なお、小児や高齢者の場合、サルモネラ菌食中毒を発症すると、脱水症状により命に関わる深刻な状態になることがあるため、十分な注意が必要だ。

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