2025年1月31日(金)、ついに完全新作で上映される劇場アニメ『ベルサイユのばら』。
8日(日)、豪華キャスト・スタッフが集結し、完成披露試写会が開催された。
感慨無量
満員御礼の会場通路から、一人ずつ麗しくステージに登場したキャスト&監督陣。
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オスカル役の沢城は「3年前の歌の収録から考えると、なかなかの年月が…。そこからアフレコがあって、ついにお客様を前にすることが出来ました」と感慨無量。
プレッシャーとの戦い
マリー・アントワネット役の平野は「ようやく見ていただける!」と喜んで、「歴史のある大きな作品なのでプレッシャーが凄くて、アフレコ時からプレッシャーとの戦いでした」。
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「でもファンの方々に納得していただける作品に仕上がったと思います」と手応え十分だった。
大役抜擢に驚き
アンドレ役の豊永は「アンドレ役と言われたときに『ア、ア、アンドレ!?』となった」と、大役抜擢に驚いたという。
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「彼には激情型の性格などの要素がある中で、彼の身上をどのように表現しようかと悩みつつの歌の収録でした。アンドレというキャラクターを固めて歌わないと実際の芝居の流れに齟齬が生まれる。それではいけないと思った」と気合十分。
気持ちも高揚
フェルゼン役の加藤は「オーディションから考えると、このような場所に立てているとは思ってもいなかった」。
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「作品をご覧いただいたお客様がいるのを目にすると、こちらの気持ちも高揚してきます」と作品完成に痺れていた。
自ら売り込み
ナレーション担当の黒木は『ベルばら』ファンを公言しており「劇場版アニメが公開されるとのニュースをいち早く知って、『民衆の一人でもいいから参加させてほしい!』と立候補しました」と自ら売り込んだことを明かした。
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また、「ナレーションという大役をいただいて、大変光栄で感謝しております」と喜色満面。
池田先生サプライズ登壇
舞台挨拶終盤には、スペシャルゲストとして原作者の池田先生が、加藤のエスコートでステージに登壇。
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池田先生は劇場アニメ完成に「『ベルサイユのばら』を描いたのは私が24歳の時でした。そして今日劇場版を見せていただき、自分の想いがまず少しも変わっていないこと」。
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「自分の信念に忠実に生きる、そのように生きようと思ったことが、少しも変わっていないことに自分なりに感動しています。映画を鑑賞したのは今日で2回目ですが、最後は我が作品ながら泣けてきました」としみじみ。
「もう泣きそう」
『ベルばら』大ファンという平野は、池田先生との初対面に「もう泣きそう」とウルウル。
「私がまさかこの時代にマリー・アントワネットを演じることが出来るとは思わず。本当に先生に感謝しています」と感激しきりだった。
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さらに12月18日に迎える池田先生の誕生日を、特製ベルばらケーキとバラの花束で一足早くサプライズ祝福。
「凄く意外で嬉しい」
池田先生は「作品誕生から50年も経ったのかと思います。オスカルではないですが、自分はどういう風に死ぬのか、真剣に考える様な歳になりまして、卑怯者としては死なないように、そして自分の死を受け入れようと改めて今日思いました」と心境を吐露した。
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誕生日祝福については、「誕生日という歳でもないのに、凄く意外で嬉しいです」と笑顔を見せていた。
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Ⓒ池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会