警視庁は8日、離婚届を偽造した疑いで、茨城県立つくばサイエンス高校の副校長(53)を逮捕した。
トレンドニュースキャスター取材班は、茨城県教育委員会などから詳しい話を聞いた。
事件後別の女性と再婚
警視庁によると、副校長は2022年1月に、当時妻だった50代女性の署名を偽造した婚姻届を、千代田区役所に提出した疑いがもたれている。
女性のもとに、見に覚えがない「離婚届受理の通知」が届いたことで発覚。
事件後、副校長は別の女性と再婚していた。
通知が届く制度
ちなみに、離婚届を提出しなかった相手方には「離婚届が受理されました」という通知が、役所から郵送されることになっている。
なお、2022年度の離婚件数は17万9,099組。
正式離婚に至る過程で、もめることも多く、22,893件が調停による離婚だった。
科学技術にたけていた
茨城県教委によると、逮捕された副校長は2023年4月に採用されて、現在県立つくばサイエンス高校の副校長をしている。
今年4月には、校長に就任予定だった。
高校教育課は、トレンドニュースキャスターの取材に「副校長は、科学技術にたけていたため、公募で民間から採用になった」と話す。
狭き門なのに…
茨城県では校長を公募採用しており、副校長が応募した当時の受験者は1,673人で、採用は3人という狭き門だった。
民間出身者は、1年間副校長を経験した後に、校長に就任する制度となっている。
早速ネットでは、「なんでこんな人を採用したんだ」、「教育委員会は、相変わらず人を見る目がなさすぎ」といった声があがっている。