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東京国際映画祭 黒澤明賞は「国宝」の李相日監督に決定、「ノマドランド」クロエ・ジャオ監督も


映画「国宝」舞台あいさつを行う吉沢亮(左)と李相日監督(2025年7月撮影)

東京国際映画祭(10月27~11月5日、TOHOシネマズ日比谷など)事務局は27日、今年の第38回同映画祭の「黒澤明賞」の受賞者を発表。興行収入110億円突破と大ヒット中の「国宝」の李相日監督(51)に決定した。

また、中国・北京生まれで、21年に「ノマドランド」でアジア系女性初の監督賞、作品賞、主演女優賞の3冠を受賞した「ノマドランド」のクロエ・ジャオ監督(43)も受賞した。

黒澤明賞は、東京国際映画祭が日本が世界に誇る故・黒澤明監督の業績を長く後世に伝え、新たな才能を世に送り出していきたいとの願いから、世界の映画界に貢献した映画人、そして映画界の未来を託していきたい映画人に贈られる賞として、22年に14年ぶりに復活。山田洋次監督、奈良橋陽子氏、川本三郎氏、市山尚三東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの4名の選考委員が選考した。

李相日監督は「敬愛する山田洋次監督はじめ、審査委員の皆さま、ならびに東京国際映画祭に感謝申し上げます。なにより、スタッフ・キャストの献身なしにこのような賞に浴すことはかないませんでした。そして、これまでの作品に関わってくださった皆さまに深く感謝いたします」と喜びのコメントを発表。「ご多分に洩れず、私の中でも黒澤明という名は永久に超えられない壁として君臨しています。映画をめぐる環境がいかに変わろうとも、人間の本質に迫るその力強さは色あせることなく、映画が社会や個々の人生に多大な影響を及ぼすことを示しています。その名を冠した賞を背負う意味を、この先も自らに問い続けたいと思います。このたびは誠にありがとうございます」と感謝した。

クロエ・ジャオ監督は、アイルランドの俳優ジェシー・バックリー(35)とポール・メスカル(29)主演の最新作「ハムネット」の公開を11月27日にh時返る。「本賞を受賞することとなり、光栄に存じます。黒澤明の作品には、自然の最も広大なスケールと、人間の心理の最も深い真実が共存しています。この系譜に連なることは、本当に謙虚な思いを抱かせられます」と受賞を喜んだ。「物語の語り手は、文化、国境、過去と未来、光と闇、喜びと苦痛、愛と死を結びつける架け橋です。私たちは経験を錬金術のように変容させ、それらに意味を与え、カタルシスを得ることを願っています。東京国際映画祭、選考委員会、そして観客の皆さまに、私たちを支えてくださり、私たちの目的を思い起こさせてくださったことに、心から感謝申し上げます」とコメントした。

黒澤明賞の授賞式は、11月3日に東京・帝国ホテルで開催予定。

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