
落語家桂春蝶(50)、月亭方正(57)が26日、大阪市の国立文楽劇場で開幕した上方落語の祭典「第6回大阪落語祭」の口上に登場した。
口上には期間中、東西の金看板が出演する「立秋大吉寄席」全10公演でトリを務める笑福亭喬若、林家菊丸、春蝶、方正、桂米紫、桂吉弥、桂かい枝、桂南天、笑福亭銀瓶、笑福亭鉄瓶が登場し、笑福亭仁智が司会を務めた。
春蝶は口上で「米朝事務所、吉本興業、松竹芸能の皆さんがいらっしゃる中で、唯一私だけがどこの事務所にも所属していないフリー。フリーの矜持(きょうじ)を見せたいと思ってるんですが、方正さんから『吉本にエージェント契約ってのがありますよ』と言われました。フリーの矜持を見せようと『よろしくお願いします』と言いました」と冗談を飛ばして笑いを誘った。
28日の昼公演でトリを務めることになっており、直前に演じるのは立川志らく。「志らく兄さんとは落語会で炎上コンビと呼ばれている。叩かれやすいので、ぜひ“暑い”うちに叩いて」と語った。
一方、方正は「実は私、ハゲてきました」と謎の近況報告をすると、「師匠は月亭八方師匠なので、厳密には月亭“ぽうせい”です。ただただかわいいだけの男ですから、ぜひ来て下さい」と呼びかけていた。
大阪落語祭は31日まで。東西の落語家総勢85人以上が出演する。