
SixTONES田中樹(30)が初の単独主演を務める舞台「ぼくらの七日間戦争2025」が23日に開幕し、このほどゲネプロ取材会が行われた。
原作は昨年、亡くなった宗田理さんのベストセラー小説で、これまでも映画化、舞台化された名作。大人たちの理不尽な管理に反発し、夏休みに廃工場に立てこもった中学1年生たちの青春を描く。生徒のリーダー的存在・菊地英治を田中が演じ、上遠野太洸(32)佐野ひなこ(30)らが同級生を演じる。田中自身は“中学18年生”の30歳。役作りは「髪を切ったくらい」と前髪で幼さを表現したが、やんちゃ風中学生の風貌に「(中学生に)見えないでしょ。俺も『見えないなー』って思ってるもん」とやや自虐。「いかに中学生に見えるかは演出家の方に任せます」とし、「気持ちの面とかをキャラクターに寄せられるほどのテクニックを持っている訳ではないので、素直にやります」と等身大で挑む。
田中にとって3年ぶりの舞台。カンパニーの雰囲気は良好で、上遠野は「稽古の時、面白いポイントがあったらしっかり笑ってくれたりして『座長優しい』って思います。やりやすいけいこ場」と感謝。座長という大役に田中は「気負いは最初はありましたけど、皆さん僕よりお芝居の経験も多いので名ばかり」と謙遜。「久しぶりの舞台なので頑張ります!」としつつ「明日からのお客さんは、俺が座長だみたいな感じで来るから非常に迷惑ですよね(笑い)。プレッシャーがある」と緊張からか、ブラックジョークも飛び出していた。舞台は今月23日から11月9日まで。大阪など全国5都市をまわる。