
政治ジャーナリスト田﨑史郎氏が19日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。参院選で大敗しながら、石破内閣の支持率が上がっていることについてコメントした。
石破政権は昨年10月の衆院選、今年6月の都議選、同7月の参院選で“3連敗”。党内に石破おろしの声が強まる一方、石破内閣の支持率が上がっていることを紹介した。
朝日新聞の世論調査では、「石破政権を支持しますか?」との質問で「支持」が前回調査(7月26、27日)の29%から36%にアップ。また「石破総理は辞めるべき?」との問いで「その必要はない」が47%から54%に上昇したことをパネルで伝えた。
石破おろしに動く自民党議員を取材したという田﨑氏は「(石破)おろしが起き始めてから、地元では『石破さんかわいそうだとか、悪いのは裏金議員じゃないか』とか。そっちの方の批判が強いです」と報告。支持率の上昇については「民意を何で捉えるか。世論調査で捉えるか、選挙で捉えるか。選挙の方がより具体的な投票行動を行っているわけですから大事なわけですけど、その投票から1カ月間たって石破さんに対する同情論が強まってるんじゃないかと」と推察した。
MCの恵俊彰から「長いこと政治の世界を取材されていると思うんですけど、こんなことありました?」と聞かれると、田﨑氏は「あんまり記憶ないですよね。選挙に負けたら支持率もドンと落ちるんです、普段は」と首をひねった。