
宝塚歌劇団雪組スター華世京(かせ・きょう)が19日、兵庫・宝塚バウホールで、初の主演公演「ステップ・バイ・ミー」の初日を迎えた。
舞台は2000年代初めの米国ロサンゼルス。華世は主演映画の撮影を控える若手俳優ユージーンを演じた。
撮影現場で10年前に他界した学生時代の恋人リリー(星沢ありさ)とうり二つの女子大生エイミー(星沢=2役)に出会ったことで、リリーとの思い出と向きあい、真実を知り、そして、未来に向けて決断する。恋に苦悩し成長するユージーンの姿を体現した。
華世は20年3月、106期生の首席入団。雪組に配属され、舞台映えする立ち姿、ルックス、下級生とは思えない色気もあわさって、注目されてきた。22年に「蒼穹の昴」で新人公演初主演。24年の「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」で2度目の新人公演主演を務めた。
公演は31日まで。