
元阪神タイガースの関本賢太郎氏(46)と能見篤史氏(46)が16日放送のMBSテレビ「ごぶごぶ」(土曜午後1時54分=関西ローカル)に出演。阪神の藤川球児監督(45)の現役時代と、監督に就任してからの違いについて語った。
関本氏、能見氏、藤川監督の3人はともに年齢も近く、同時期に阪神でプレーした。番組では「藤川監督の選手時代、一緒にプレーしていて『この人はすごい』と思った場面はありますか?」と質問。
関本氏は「いっぱいあるなあ。でも10連投かなあ。いま中継ぎピッチャーが3連投したらもう『休め、休め』っていう時代に、つい最近の時に…2007年ぐらいやったと思うんですけど。そんな昔じゃない時代に、10連投してるんですよ」。
2007年に藤川監督が守護神として10連投し、阪神を10連勝に導いたことを振り返った。
能見氏も、「10連投はちょっと考えられないんですけど…。チームからしても『行ってくれ』っていうのは、信頼されている証しじゃないですか。もちろん、やりがいを持って行くんですけど、場面が場面なんで。それでも抑えてしまうっていうのが…」と改めてそのすごさに言及した。
また、話題は藤川監督の選手としての側面と、監督しての顔との違いにも及んだ。関本氏は現役時代から藤川監督と一緒に行きつけの店に食事に行くなど親しく、「割と仲良くしていて、いろんなことをしゃべれる間柄なんです。だけどやっぱり監督になると、言っていいことと悪いことがある。特に今は、僕は解説者の立場なんで、『これを言われたら困る』っていうことを、監督として言わないんで。だから昔ほど、何でもかんでもしゃべってくれるわけではない。やっぱり立場がある」と語った。
能見氏も「キャンプの時にインタビューさせてもらったんですけど、選手の時代の時と、監督っていうので人間を変えています、間違いなく」と指摘する。
「“監督像”っていうのを…。『監督・藤川球児』っていうのを作り上げているんで。本音をまず言わないです。それはインタビュー側も分かるんで。これは作っているし、5球団に対してのけん制も入れてると思うんです」と明かしていた。