
元衆院議員で実業家の杉村太蔵氏(45)が16日放送のカンテレ「ドっとコネクト」(土曜午前11時20分、正午=関西地区)に出演。学歴詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保真紀市長(55)について私見を述べた。
田久保氏は13日、市議会の百条委員会(百条委)に出頭。その後の取材で、卒業証書の“チラ見せ”について「私は議長の方に約19・2秒ほど見ていただいた」などと話した。
杉村氏は「一連を見ていると、手ごわいですね、意外と」と苦笑。「僕もちょっとだけ議会にいたでしょ? もし『太蔵、お前が百条委員会で田久保市長をちゃんと追及しろ』って言われたら、イヤですねえ。話かみ合わないし、イライラするし…。19・2秒って、何だそれって…」と語った。
この話題が連日のように世間をにぎわせていることに、「だって今、世界はプーチン大統領とトランプ大統領が会談して、この世の中はどうなるんだっていうところに、田久保劇場が勝っているわけですから…」とも。
その田久保氏は、15日に自身のフェイスブックに「今年の花火はまた格別な想いで見ています。来年も、そのまた来年も、みんなで一緒に笑顔で見ることができますように!」と投稿していた。これには、杉村氏も「これは非常に、ちょっと研究したくなるようなメンタルですね」と驚いた。
杉村氏は以前に、田久保氏の心理状態について「バッシングハイ」と表現。杉村氏自身も、衆院に当選後、奔放な発言などで批判を受け、厳重注意をされた経験があり、「あまりにもバッシングされると…100人が100人バッシングしてくると、たった1人に『頑張って』って言われたら、その人のために頑張ろうと、ついついそういう気持ちになるんですけどね」と改めて説明した。
「僕はそこのバッシングハイまでしか経験していないんですけど、おそらく田久保市長は、そこから“ゾーン”に入っていますね。なかなかそこまでいく人はいないですけども、ゾーンに入っている状況ですね、これ」と述べた。
さらに「案外ね、天下の百条委員会とはいえですね…なかなか。一歩間違ったら、(田久保氏が)粘り勝ちする可能性も出てくる」と指摘していた。