
タレントの藤本美貴(40)が14日、東京・渋谷で、通信制高校のサポート校「中央高等学院」の相談委員長就任式に登壇した。
モーニング娘。のメンバーとしてアイドル活動を経験し、現在は3児の母として家庭と仕事を両立する。鋭いコメントも人気で、親世代への共感力と子どもたちへの理解があるという点が起用理由となった。
同校の相談委員長就任を受けて「いろんな子どもたち、ご家庭に寄り添ってくれる学校。私も同じように寄り添いたい」と話した。
アイドルは通信制高校に通うケースもあり、「私は『(通うのが)難しいからやめておけ』と言われる世代だった。サポート校があれば私も…」と当時を振り返った。
中央高等学院に在籍する生徒からのお悩み相談コーナーでは、「友人から相談を受けた時に、どんな言葉をかけたら相手が前向きになれるか」と相談を受けた。「ただ寄り添うだけじゃなくて、大好きな友達だからこそ『それ違うかも』と言える。寄り添いつつも、引き出してあげる。前向きにいろんな方向性を示してあげると良いかな」と相談委員長としての初仕事となった。
続けて他の生徒から「自分らしい表現をしたいけれど、どうしたら良いか」と聞かれると「全てがオリジナル。皆と違わないとオリジナルじゃない、なんてことはない。発言するってことがすてき。もうできてる」と、らしさのある鋭い返答で励ました。最後に「失敗しながら成功を見つけてほしい」と学生を応援した。
子育ての悩みを抱える親世代へ向けては「好きなものを見つけてほしいとは思うけど、それが難しい世の中ですよね」と共感。「やりたいことが明確に分かっている子に関しては体験とかに連れて行く。まだ分かっていない子は、いろいろなところに連れて行って。習い事とか」と持論を展開した。