
元AKB48の岡部麟(28)が8日、神奈川・川崎市のSUPERNOVA KAWASAKI(スペルノーヴァ川崎)で初個展「S×G GARDEN」(8~10日)を開催する。
AKB48時代に描いたツアータイトルやロゴ約50点と、新作アート約15点を展示。初日に取材に応じ「10年くらいAKBのロゴを描かせてもらって、よく目標に個展をやりたいと言っていた。やるやる詐欺になっていたので、うそつきにならなくてよかった」と話した。
同グループでチーム8に所属していたことから「エイトの日にやろうと思っていた」と8月8日開催を決意。約1カ月半で新作をすべて描き上げた。「普通は(個展準備は)1年くらいかけてやるものだよと言われて。目まぐるしい1カ月半を過ごしました。夜中ずっと描いて朝10時に寝たり。床でご飯食べて、ベランダでニス塗って」。食事も喉を通らず、体重が3キロ落ちたという。
絵は「物心ついた頃から描いていた」と言い、学生時代も美術の成績は「一番いい評価をいただいてました」。新作は「今までのイラストチックなものから、アーティスティックなものに挑戦したかった」と話し、セラフィム(S)とガーディアン(G)という2人のキャラクターの物語を立体的なテクスチャーアートで表現した。
グループ卒業から1年以上が経過。「今は自分をプロデュースしてくれる人がいない。自分で動いていかないと何も始まらないんだという気付きがありました」。当時のメンバーも個展を見に来てくれる予定で「よかった。人望、ちょっとだけあった」と笑った。
「次は準備時間をたっぷりとって、粘土や陶芸みたいな立体に挑戦したい。二科展にも挑戦したいなと思いますし」と美術展も新たな目標に据える。自宅で制作に打ち込んだ日々を終え「8月のうちに万博に行きたい! 去年の夏にイタライア旅行に行ったので、予約してイタリア館に行きたいです」と話した。