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人間「国宝」野村万作が映画ヒット祈願 萬斎、裕基と親子3代で登場 MCはTBS野村彩也子アナ


ドキュメンタリー映画「六つの顔」の完成披露試写会に登壇した、左から野村裕基、野村万作、野村萬斎、犬童一心監督

人間国宝の狂言師、野村万作(94)が24日、母校である早大・大隈記念講堂で、自身のドキュメンタリー映画「六つの顔」(犬童一心監督、8月22日公開)の完成披露試写会に登壇した。

94歳の今なお現役で舞台に立ち続ける。映画ではある特別な1日の公演に寄り添い、万作が磨き上げてきた珠玉の狂言「川上」と人生の軌跡に迫る。

この日は野村萬斎(59)野村裕基(25)と親子3代で登壇。万作は早大在学中の1950年に「狂言研究会」を設立した。「学生時代からこの講堂にしょっちゅう来ておりました。ここでこの映画が上演されることは大変にうれしいことでもございます」とあいさつした。

芸歴は90年。自ら映画化を希望した。万作とともに監修を務めた萬斎が「父の90年の足跡を撮っていただいた。父の代弁をするならば、自分の芸を形に残したい。そういう思いはありませんでしたか?」と問いかけると、万作は「もちろんございました」とうなずいた。

祖父、父と出演した裕基は「私は早稲田ではなく、慶応卒業なんですけども」と笑わせた。「私も父も、万作先生から芸を継承することはあっても、記憶を継承することはできないんだなと映画を見て感じました。万作先生はこういうふうに思ってらっしゃったんだ、と思ったこともありました」と新たな気付きがあったという。

萬斎は「父というより、師匠というのが大きい特殊な家庭だった」と振り返る。万作について「アップデートされていく時代に合わせて何を守り、何を更新していくのか。そのためのチャレンジは惜しまないというのを、身をもって教えてくれました」とし、「獣の世界ですよ。食糧はこうやってとるんだよというのをまず見せて、見よう見まねで覚えていく。背中を見せてくださった」と話した。

最後のあいさつで、萬斎から「宣伝してください」とアシストされた万作は「(映画が)あたるといいですねえ」と、笑顔でヒットを祈願。観客から拍手が送られた。

MCは、萬斎の長女であるTBS野村彩也子アナウンサー(27)が務めた。犬童監督も出席した。

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