
うつ病を公表している、サカナクション山口一郎(44)が16日、SNSを更新。病を経た現在の思いをつづった。
サカナクションは現在、全国17都市を回るホールツアー「SAKANAQUARIUM 2025“怪獣”」を開催中。山口はインスタグラムで「音楽が、僕らの音楽を待ってくれている人々が、今の自分の生き甲斐となっている。そして、それが当たり前のことではないんだと気づくことで、謙虚な心を取り戻すことができたのは、病気になったことで得られた貴重な教訓の一つ」と、うつ病による休養から復帰した現在の心境を明かし、「そして全国ツアーのステージが、それを腹の底から実感することができるリアルな場所。毎公演が、これが最後のステージになるかもしれないという気持ちで歌ってます」とつづった。
また、X(旧ツイッター)でも「病気を経て、ライブができることや曲を作ること、音楽を待ち望んでくれる人たちがいることが、決して当たり前ではないと実感しました」と、しみじみ。「だからこそ、自分の生きがいとなる音楽が、応援してくれている皆さんにとっても心の支えとなるように、謙虚に日々努力していきます」と意気込みをつづった。
続けて「でも時には、不安や不満を感じさせてしまうこともあるかもしれません」とした上で、「その時はどうかお許しください。悪気は決してないのです」と理解を求めるとともに、「変わらないことは難しいけど、変わらないまま、変わって行きます。今は常に新しくなりたいのです。病気の前には戻れないから」との思いをつづった。
山口は、うつ病による体調不良で22年7月から休養と療養を続けてきたが、24年1月にステージに復帰し、同年には2年ぶりとなる全国アリーナツアーも敢行した。