
元読売テレビのアナウンサー、辛坊治郎氏(69)が29日、X(旧ツイッター)を更新。国民民主党の玉木雄一郎代表の備蓄米をめぐる発言に言及した。
玉木氏は28日、衆院農林水産委員会で、高騰するコメ価格の安定化に向けて小泉進次郎農相が進める随意契約による備蓄米放出をめぐり、「あと1年たったら動物のえさになるようなものを『安く売ります』と言っても、そりゃ安く出ますよ」と、進次郎氏流の発信に苦言を呈していた。
この発言にネット上では「殊更『餌米』とか何度も言ってたけれど、政策的に餌米にしていただけであって、品質的に餌米にせざるを得ないのかは全く違うことを理解しているんだろうか?」「『一年経ったら動物のエサ』という表現は売る側にも買う側に対しても配慮に欠いた表現ではないだろうか」など、批判の声が上がっていた。
辛坊氏は、玉木氏の発言を取り上げた記事を引用し、「一部ネット民の『動物の餌を国民に食わすのか?』的書き込みに誘導された発言だったように思う」と推測。その上で「反万博運動などと同様、政治的なネット上の言論に有力政治家が引きずられるのはチト情けない」とチクリとさした。
また、「ちなみにタイでは古米の方が新米より価値が高いです。素麺も『3年ヒネモノ』が作りたてより高級です」とも記した。