
タレントいとうあさこ(54)が、25日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜午後10時20分)に出演。名門の東京・雙葉学園を卒業後、19歳で家出したことを明かした。
林から「どう考えても大学に進学するのが当たり前のルートですよね」と聞かれ、いとうは「尾崎豊さんに激ハマりしてて。尾崎豊さんの歌を聴いたときびっくりしちゃって。大学行って、就職して、結婚して、子ども産んでが普通だと思ってたのに、大人の敷いたレールを走るって何だろうみたいな、問いかけられるっていうか。自由って何だろうとか、そう思ったら本当にいろんなことを知らないなと思って。それこそお笑いの道に進むとも思ってないし。(家を)出るが目的だったかもしれないですね」と家出した経緯を明かした。
林が「高校はきちんと卒業されたんですね?」と聞くと、いとうは「ちゃんとしました。そんなね、盗んだバイクででかけませんし、人のもの盗んじゃいけないって教わってるから」と尾崎さんの代表曲の歌詞の内容にふれつつ、答えた。林は「本当に反抗するんだったら高校からぶん投げて…」と質問するも、いとうは「学校好きでしたね」と語った。
林は「高校卒業して、19歳で家出された?」と話題をふると、いとうは「図書館、受験期なんで勉強行きますって言って、バスか電車で行く図書館だったんですけど、歩いて行っていくらか浮かす。それで2年くらいかけてお金を貯めていった。ご飯を近くにあるそば屋さんのカツ丼を食べましたって言って、890円とか900円するじゃないですか、そういうのもためて。それも食べないんですよ。だけどおなかがすきすぎるので、ヤマザキのゴールデンなんとかってあのクルクルする大きいパンを3回くらいに分けて食べる」と明かした。
いとうは2年間貯金し、借りた家はロフト込み3畳一間だったという。林は「どこに住んでいるってことはご両親に届けてあったんじゃないですか?さすがに隠しちゃったんですか?」と聞くと、いとうは「いや、家出なんで。『図書館行ってきます』って言って家出てそのまま」と明かした。
林が「じゃあご両親すごく心配されたんじゃないですか」と反応すると、いとうは「でも3日、4日で見つかりましたね」と告白。林は「どうしてです?」と驚いた。いとうは「それはわからないです。今も〝いとう家の七不思議〟で。話さないんですよ、あの時のことが。帰ってきたら、(両親の)車があって、それこそ(窓が)ウィーンじゃないけど。『あっ』って。ワーって家の中入って。かといって追っかけるでもなく、『あ、生きてるね』の確認だったと思うんですけど」と語った。
林は「その後、お家に戻られたことはない?」と聞くと、いとうは「家出しっぱなしっちゃしっぱなし」と明かした。