
英王室のチャールズ国王の弟アンドルー王子(65)が、キリスト教の復活祭(イースター)当日の20日にウィンザー城の聖ジェームズ礼拝堂で行われた礼拝に参列し、昨年末にスパイ疑惑の中国人実業家との関係を築いていたことが発覚して以来、初めて公の場に姿を見せた。
性犯罪者ジェフリー・エプスタイン被告との関係や未成年への性的暴行疑惑が物議を醸し、2019年に公務から身を引いた王子は、スパイ容疑者と接触していたことが明らかになったことで、昨年12月に国王が主催したクリスマス前の昼食会と当日の教会での礼拝を欠席していた。
この日はウィリアム皇太子一家は欠席したものの、チャールズ国王とカミラ王妃をはじめアン王女ら王室メンバーが勢ぞろい。アンドルー王子は元妻のセーラ元妃とともに姿を見せ、2人の間の娘であるベアトリス王女とユージェニー王女もそれぞれの夫とともに参列した。
英紙によると皇太子一家は昨年はキャサリン皇太子妃ががんと診断されて治療中だったことから欠席したが、今年は子どもたちの春休みに合わせてノーフォーク州サンドリンガムにある別荘アンマー・ホールで休暇中のため、家族水入らずで静かに過ごすことを選んだと見られている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)