
歌手松山千春(69)が20日、NACK5「ON THE RADIO」に出演。23年に73歳で死去した歌手八代亜紀さんの「フルヌード写真」付きCDが、鹿児島市のレコード会社から21日に発売されることについて私見を述べた。
「八代亜紀さんだよなぁ、どうなっちゃうんだろうな。そのさぁ。昔付き合ってた男のいわゆるプライベートで撮ったヌード写真。こりゃ商品にしちゃいかんだろ」と切り出した。
続けて「俺が頭にくるのは、それをセットにして売りたい、そこの会社のやつにも頭がくるけど、プライベートの写真を売ったやつだよな。バッカじゃないの、お前。そういうものを人さまに売ってしまうってことはね、自分の心も売ってしまうってことなんだよ。そんなこと絶対やめた方がいいと思いますけどね」と語った。
さらに「八代さんのことが好きだっていう方はたくさんいらっしゃると思いますけど、裸がヌードが好きだっていう方はいらっしゃらないと思いますし」とした上で「俺もフッと考えた時に、別にそんなの付けなくても。かえって買いづらいしな。参っちゃうな、みたいな」と続けた。
「フルヌード写真」付きCDは21日から予定通りに発売されることが判明している。大手レコード店のオンラインショップやECサイトでは予約・販売ができない状態になっているが、販売する「ニューセンチュリーレコード」では通信販売を実施している。同社ではこの日、電話取材に「予定通りに販売します。問い合わせの電話がかなりきていて、既に一部の発送をしています」と明かした。これまでに同社は「約25年前に250曲以上の原盤権や八代さんの私的な写真や手紙などを買い取りました。こちらに所有権があるし、売買契約書もある」と販売の正当性を主張している。
一方の八代さんの著作権や肖像権を管理する「八代ミュージック&ギャラリー」はこの日、「現在、八代さんのご遺族が刑事民事を問わず、あらゆる手続きの準備を進めている」と法的措置を取る方針をあらためて明かした。