
ムネリンこと、元MLB選手の川崎宗則が21日、日本テレビ系「DayDay.」(月~金曜午前9時)に出演。MLBドジャースの大谷翔平投手に第1子となる娘が誕生したというニュースに触れ、自身がブルージェイズ時代の2013年(平25)に父親になった時、監督から「行ってこい」と出産に立ち会うように命じられたことを明らかにした。
大谷は今回、「父親リスト」という産休制度を適用。出産予定の48時間前にリスト入りし、最長3日間使える。2011年(平23)に導入され、川崎は2年後、日本人選手として初めて使用した。その後にはダルビッシュ有投手、田中将大投手も適用したという。
川崎は当時、「試合に行かせて」と監督に直訴したが、「そばにいなくてどうするんだ。野球なんてどうもいい」と、指揮官から「家族ファースト」を忠告されたことも披露した。
アメリカンフットボールのNFL、バスケットボールNBAなど、全米のプロ競技の中でこの制度を利用できるのはMLBだけ。日本のプロ野球にもないという。
番組では、MLBにはこのほか、家族に不幸があった場合に3~7日間戦列を離れられる「忌引リスト」があるほか、最大10年在籍すれば62歳以降に年間約20万ドル(約3000万円)の終身年金が支払われるといった、福利厚生の制度も明らかにされた。