
BTSのJ-HOPE(31)が20日、さいたまスーパーアリーナで初単独のワールドツアー「j-hope Tour ‘HOPE ON THE STAGE’ in JAPAN」を開催した。満を持して帰ってきた日本のステージで、メドレー含む全22曲をパフォーマンス。2日間で4万人のARMY(ファンの総称)の心を打ち、熱狂の渦を巻き起こした。
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“希望”の帰還に、無数の赤いライトが燃えた。「J-HOPE」コールに包まれながら真っ赤なステージの中央から姿を現すと、割れんばかりの大歓声が湧き起こった。「what if…」で力強い声を響かせ幕を開けると、「Arson」「MORE」などでパワフルなラップを披露。あまりの歓声の大きさに「みなさん最高です! マジで!」と驚きつつ、「みなさんを見たらもっとわくわくしてきました。Make some noise!(騒げ!)」とをあおった。
一挙手一投足に歓声が起こった。ラップだけでなく、「i wonder…」や日本初披露となった新曲「Sweet Dreams」「MONA LISA」などで、持ち前のダイナミックなダンスも披露。何度も汗を拭うほど激しいパフォーマンス中にも、笑顔や色気あふれるしぐさを見せ、ARMYを絶叫させ続けた。
約2年半待ちわびた日本のARMYに、何度も感謝を伝えた。中盤以降もやまない大歓声に「君は僕の甘い夢。君は僕のマスターピース(最高傑作)」と熱い思いを込めた。さらに韓国語で「みなさんへの感謝をどう表現しようか考えていますけど、結局はすてきな音楽を作って、パフォーマンスで恩返しをしていくことだと思います。今日埼玉に来てくださったファンのみなさんを決して忘れません」と、真っすぐなまなざしで語った。
最後まで大歓声を浴び、「ステージにいる時が一番幸せです」とかみしめた。「僕が動ける限り、ずっと歌って、ラップをして、踊っていこうと思います」。ステージのJ-HOPEをARMYの心に焼き付け、熱狂のステージを締めくくった。【野見山拓樹】