
漫才コンビ、トミーズ健(65)が19日放送のMBSテレビ「痛快!明石家電視台」(土曜午後3時=関西ローカル)にVTR出演。すべり芸誕生の秘密を明かした。
トミーズはダウンタウン、ハイヒールらと同じNSC(吉本総合芸能学院)1期生。第14回NHK上方漫才コンテスト最優秀賞、ABC漫才・落語新人コンクール漫才部門最優秀新人賞などを受賞し、東京にも進出した。
健は「東京に進出して失敗して大阪に帰ってきた。その時にレギュラーもなしで、ABCのコメディーにたまたま出してもらった」と回顧。セリフも少ない警官役で、牛乳を飲まされては吹き出して笑いを取るだけの毎日に「このままじゃアカン」。
そこで健が考えついたのが「登場の時に初めてギャグを付け足した。『いぇい、いぇい、いぇい、いぇ~い。西で東で南で北(来た)でぇ~』というのが一番最初のギャグなんですわ」。
結果は「全然ウケなくて」というものだったが、「し~ん…間が空いてから、ゲラゲラゲラってちょっと笑い声が聞こえたんですよ。不思議なことで、あの時に落ち込まんでええかもと思った。スベってもちょっと待っとこうと。次のセリフ言うまで。スベった後に笑いが来るようになって。『あ、これはええわ』って」と“スベリ芸覚醒”に至った経緯を明かしていた。