
女優の北川景子(38)が17日、都内でカンテレ・フジテレビ系「あなたを奪ったその日から」(21日スタート、月曜午後10時)制作発表に登壇した。
北川にとって24年1月に第2子出産を公表後、初の連ドラ主演作。10年前に食品事故で3歳の子どもを亡くした母親(北川)が、事故を起こした総菜店の店長(大森南朋)の子どもを誘拐する“復讐(ふくしゅう)劇”。サスペンスフルな物語の中で生まれる親子愛が描かれる。
私生活でも20年に第1子女児を出産しており、2児の母。子どもを失ったことで大きく感情が乱される役柄だが「楽しいです。重たいシーンもたくさんありますし、憎しみが強すぎて苦しいシーンもあるんですけど、撮影の合間の時間は楽しいですし、ずっしりした作品を撮っている雰囲気ではないので楽しくやっています」と明かした。シリアスな設定の役柄には「体当たり、みたいな感じ(笑い)」と吐露。「考えすぎないでいって感じたままでやる。今回は身を削って体当たりでやるのが合っている作品だと思うので、体当たりでやっています」と心身ともに全力で役と向き合っている。作品について「重たいドラマなのかなと思う方も多いかもしれないですが、親子愛や上司や部下との絆だったりが描かれるヒューマンドラマだなと思う。人間ってどこかで間違ってしまったりする経験があると思うんですが、そうなってしまった時に人がどうやって再起していくか、許せるのかが大事なんじゃないかと思ったりしていて。生き方のヒントが散らばっているようなドラマになっていると思う」と伝えた。
会見には、北川が誘拐する萌子を演じる倉田瑛茉(5)も登場。「(撮影は)楽しいです。監督と(手を)タッチして遊んだこと」と話した。