
女優大竹しのぶ(67)が11日、和歌山県紀の川市の和歌山県立高等看護学院の入学式にサプライズゲストとして登場した。
有吉佐和子の名作「華岡青洲の妻」が、7月に京都・南座で上演されるのを前に、主演の大竹が同市にある医聖・華岡青洲のゆかりの地「清洲の里」を訪れ、隣接する同学院の入学式に出席した。
大竹が現れると、新入生と保護者らの驚きの声とともに大きな拍手が起こった。看護職を目指し、第1歩の踏み出した新入生40人に
大竹は「初めまして、入学されたみなさま本当におめでとうございます」と祝辞を述べると、「ちょっと緊張しています」と本音を明かすと、会場は柔らかい笑いに包まれた。
「10代でだれかの役に立つという思いだけど、それだけすごいな。あなたたちはOKって言いたいな」としみじみと話した。
20代のころは父や最初の夫が病気で入院したときに、「看護師さんの言葉がいまも私の支えになっている。父のときもそうだし、とくに最初の夫のとき、2番目の夫は生きていますけど」と話すと、会場から笑いが起こった。