2月21日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか、全国公開中の映画『ゆきてかへらぬ』。
27日には、公開御礼舞台挨拶が開催され、広瀬すず、木戸大聖、根岸吉太郎監督が登壇した。
京都でのファーストシーン
今回は、観客からの質問に答えるコーナーを実施。
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長回しで撮影された京都でのファーストシーンについて質問されると、根岸監督は「本番は2回やりました。広瀬さんがいなくなってまた出てくるところはタイミングが難しかったけれど、木戸さんが歩くタイミングなど様々なことが上手くいった」と手応えを語った。
カメラの裏側は戦争
広瀬は「私達は必死に階段を降りて急いで装備してと、カメラの裏側は戦争のようにバタバタ。そして凜とした顔して出てくる。撮影中はあまりにも必死だったけれど、完成したものを観て私自身もゾクッとしました」と回想。
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木戸も「セットも一つの街のようなものが出来ていたし、いいタイミングで狙えたと思いました」と、見どころに挙げていた。
「嫌々東京に行って…」
また「人生を翻弄された出会い」を聞かれると、広瀬は「事務所の社長さん」といい「翻弄というか、姉が先にこの仕事をしていて、私は全然興味がなくて」。
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「やり始めも辞めたくて仕方がなくて、バスケをやりたいしで、嫌々東京に行って。お姉ちゃんに相談してアドバイスももらったけれど、いつ辞めれるのかな?みたいな感じでした」。
「どう言えばいいのかわからない感じで、オーディションの電話とかがあると毎回泣きじゃくって、行きたくない!と言っていました」。
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「でも色々な事を経験させてもらっていまだに続けている。マイナスな感じでこの世界に入ったけれど、言葉や人柄、与えてくださったものを含めて、結局は楽しくて。今の仕事がもはや人生になっています」と自分自身でも驚いていた。
クラスメイトに感謝
木戸は「僕の場合は、今の事務所に出会うきっかけを与えてくれたクラスメイトの友達。その子をきっかけに今の事務所に出会ったので、その子に足を向けては眠れません。ある種の原点なのでそのクラスメイトには感謝しています」としみじみ。
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さらに、「どのような人に惹かれるか」との問いには「映画を撮るときは、映画の中の人物のキャラクターの強さに必ず惹かれます。そもそも登場人物に惹かれないと、撮っていてつまらないから」と根岸監督。
面白い人になりたい!
木戸は「僕は年齢に関係なく遊び心のある人に惹かれるし憧れます。そういう人はワクワク心やドキドキしたものを表に出しているイメージがあるし、失敗したり怒られたり負けている姿を正直に出していると思う。そこに可愛げを感じます」と返答した。
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広瀬は「面白い人」といい「頭の回転の面白さ、センスの面白さ、面白い人はそういう感性を貫いて表に出せるので見ていて面白いと思います。そんな面白い人や楽しい人に惹かれます。私も面白い人になりたい!」と願っていた。
あの時代を生き抜いていた三人
最後に主演の広瀬が「この作品は、泥臭く、人間臭く、一生懸命あの時代を生き抜いていた三人の、言葉では言い表せられない関係性を描いています」。
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「私自身、とても面白い作品に出会えて良かったなと思っていますので、それを一人でも多くの方々に届いてほしいと思います」とさらなる大ヒットを祈願していた。
©2025 映画「ゆきてかへらぬ」製作委員会 配給:キノフィルムズ