落語家の立川志らく（61）が10日までに配信されたポッドキャスト番組「志らくさん！信子におもしろい話を聞かせてください」で、お笑いコンビのランジャタイ伊藤幸司（39）の復帰に言及した。
伊藤をめぐっては、昨年8月に「未成年の女性と関係を持ったこと」で活動を休止していたが、所属事務所が6日、同日付で活動再開すると公式サイトを通じて発表した。
伊藤の女性トラブルが報じられた当時、本人からLINEで活動休止する意向を伝えられていたという志らくは「（相手女性が）未成年ということを彼は知らなかった。未成年だということも向こうは言っていない、成人女性だとうそをついていた。ということはそこまでナーバスになることはないだろう」との理由から「休業することはないだろう」と返したが、伊藤からは「彼女を傷つけてしまったんで、その反省の意味も込めて休みます」と告げられたと振り返った。
「芸人なんていうのは非常識なことをやるのが芸人だから。非常識なことをスレスレで…例えば殺人だとか、そういうのをやっちゃうと当然ダメなんだけど、スレスレのことをやってもそこに愛嬌（あいきょう）や芸があるとお客やファンは見捨てない。そのスレスレのところをやるのが芸人。（ビート）たけしさんなんかそうですよね、いろんな問題を起こしても結局、力があるし。勝新太郎もそうだ」と自身の芸人論を語ったが、伊藤が活動休止することを選んだことを受け、「だからランジャタイっていうのは非常識な芸人のように見えるけど、常識的なんですよ。非常識を演じている。非常識が大好き。でも人間的にはあの2人はとても常識的だと思いますよ。特にめちゃくちゃやってるのは相方の方だから、伊藤くんは傍観芸だから」と私見を述べた。
伊藤の復帰に「当然、全ての人が『良かったね。よく戻ってきたね』なんて言うわけはないんで、いろいろと批判される場合もあるだろうけど」と、批判の声があがることも予想した上で、「彼は真摯（しんし）にちゃんと休んで復活したんだから、文句言う人はあるだろうけど、それは聞き流して。聞き流せばどうってことないですよ。ちゃんと自分は反省してるんだから、文句言うヤツの訳の分からない言葉は聞き流せばいいんですよ」との考えを示し、「とにかく、おかえりなさい」と歓迎した。
