
14日から日本武道館で2年ぶりの来日公演を行う“史上最高のギタリスト”の呼び声も高いエリック・クラプトン(80)の映画「nothing but the blues」が、18日から2週間限定でロードショー公開される。
1994年11月8、9日に米サンフランシスコのライブハウス「フィルモア」で行った伝説のライブの映像。60年以上に及ぶクラプトンのキャリアの核となるブルースの神髄が、大スクリーンと極上のサウンドでよみがえる。
本作のエグゼクティブ・プロデューサーを務めるマーティン・スコセッシ(82)が行った本人インタビューに加えて、マディ・ウオーターズやB.B.キングらブルースミュージシャンへのインタビューを含むドキュメンタリー映像も満載だ。マディ・ウオーターズ「スタンディン・ラウンド・クライング」やB.B.キング「エヴリデイ・アイ・ハヴ・ザ・ブルース」、ロバート・ジョンソンの「モルテッド・ミルク・ブルース」など極上のブルースナンバーが流れる。
1945年にイギリスで生まれたクラプトンは、63年にヤードバーズに加入。66年にクリーム、68年にブラインド・フェイスをへて、70年にデレク・アンド・ザ・ドミノスを結成。同年に発売されたアルバム「いとしのレイラ」の表題曲はロック史上最高のラブソングの1つと言われている。