
クアラルンプール拠点で活動中のアイドルグループ、KLP48は8日、決済・金融サービスに最適化された高速ブロックチェーンを基盤とするオープンソース・ペイメント・システムを開発するUPCX Platforms(UPCX)と事業提携契約を結んだことを発表した。
デジタルファンエンゲージメントを目的とし、ソーシャル・チッピング・プラットフォームの共同開発および運営で協力していく。
今回の提携により、両社はweb3技術を活用した革新的なサービスの提供や次世代のファン体験の実現を目指す。UPCXは高速ブロックチェーン技術を活用し、KLP48専用のソーシャル・チッピング・プラットフォームを開発。ソーシャルチッピング機能を搭載し、ファンがより積極的にアイドル活動に参加できる新しい環境を提供するという。また、web3技術を活用し、ファンとアイドル間の透明性や信頼性を強化していく。
KLP48のYIP JUN HUEI代表は「今回の提携により、KLP48ファンの皆さまに新しいデジタルエコシステムを提供できることを非常に楽しみにしています。UPCX様の高度な技術力と私たちのエンターテインメント業界での経験を組み合わせることで、ファンとのつながりをさらに深め、エンターテインメント業界に貢献していきます」とコメントした。
同じくコメントを発表したUPCXの中野誠代表は「UPCXはブロックチェーン技術を基盤とした革新的な決済システムを提供することで、世界中の人々に新しい価値を届けることを目指しています。このたびの提携でエンターテインメント分野における新しい可能性を追求できることを非常にうれしく思います。KLP48ファンの皆さまに、今までにないデジタル体験を提供することに挑戦したいと考えています」とつづった。
KLP48は昨年7月に活動を開始した、AKB48の海外姉妹グループのひとつ。AKB48で活動していた行天優莉奈、黒須遥香、山根涼羽、STU48の甲斐心愛の日本人4人が発足と同時に移籍したことでも話題を呼び、マレーシアのほか、香港やインドネシア出身メンバーも在籍するなど、国籍や言語、個性の異なる多彩な顔ぶれで人気を博している。
今月4日にはマーケティング特化型事業を展開するCARTA MARKETING FIRMのプロダクション事業「CARTA MARKETING PRODUCTION」とも契約締結し、日本での活動などの支援を受けることを発表したばかり。コンテンツ力を強化し、マレーシア、日本双方でのさらなる活躍を狙う。