
パリ五輪バレー男子日本代表の西田有志(25=大阪ブルテオン)と元バレー女子日本代表の古賀紗理那さん(28)が、1日発売の「家庭画報5月号」(世界文化社)に夫婦で登場し、結婚生活や夢を語った。「バレーボール、そして二人の未来」と題したファッション撮影&特別インタビューが、全10ページにわたって掲載される。
現役選手続行と、引退という異なる道を歩み始めた2人が今の思いを語った。西田はバレーについて「バレーボールの魅力はいろいろありますが、なかでも面白いのは突出したヒーローが独り勝ちするのではなく、チームプレーのスポーツだというところ。一緒にプレーする仲間がどんなボールが欲しいのか、チームの流れをどう作っていきたいのかを考え、かみ合ったときに最高の喜びや面白さを感じます。そのためには人間関係が非常に大切で、日頃からお互いにわかり合い、足並みをそろえることを意識していますし、そうすることで自分自身も成長できると思っています」と語った。
自身のYouTubeチャンネル「西田有志チャンネル」についても熱く語った。「コロナ禍の2020年にスタートし、現在はチャンネル登録者数50万人を突破。多くの方に試合へ足を運んでいただくきっかけになりました。やっぱり行動で示し、伝えたいことをきちんと“言語化”することは大切。興味を持ってもらうためには言葉は非常に重要なので、僕はけっこうしゃべります。そういうの苦じゃないんですよ」と笑った。
古賀さんは「今までずっとバレーボール中心、自分中心に生きてきたので、今一番大切にしたいのは、家族と一緒に過ごし、向き合う時間です」と結婚生活について語った。その上で「ただ、バレーボールには今後もかかわっていきたくて、人材育成にとても興味があります」とも語った。
人材育成については、西田のYouTubeチャンネルで、母校である熊本信愛女学院のバレーボール部を訪問。後輩たちに直接指導するなど、少しずつ活動を始めている。「高校生ぐらいの子たちに、プレーに対する考え方や取り組み方などを指導していきたいです。指導した子たちが、ゆくゆくは日本代表選手として活躍できたらいいなぁと妄想しています」と夢、未来も語った。