
前名古屋市長で日本保守党の河村たかし共同代表(76)が25日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。石破茂首相が自民党新人議員15人に1人当たり10万円の商品券を配布した問題に言及した。
河村氏は「10万円商品券。あれ、どこの商品券だったんだろうね。若干気になるな、わし。デパートか、スーパーはちょっとないだろうね、やっぱり」と笑いつつ、「とんでもないといやぁ、とんでもないですけど、まあ割と慣習というか」と自民党内で商品券などの配布が慣習として行われてきたことを示唆した。
自身も名古屋市長を務める以前の衆院議員時代、超党派の議員による海外視察を行った際に「某自民党の中堅の方でございますけど、その委員会の筆頭理事だったかが確か10万か20万、持って来なさった」という。
「こういうの受け取らんということで人生やっとるもんで、ちょっと堪忍してください、って言うたら、だいぶ怒って見えたけどね。お返ししました」と受け取りを拒んだことを明かした。
「そういうのは当時、『官房機密費』じゃないかと言われてましたけどね。僕だけじゃなく、委員会のメンバー全員に自民党の筆頭の方が持ってきた。全員だと10人か、もうちょっといるかな」と説明しつつ、「だいぶ怒られましたわ。『非常識だ』と」。
拒否した際の相手の反応も明かし、「裏金問題もそうですけど、こういうふうに日本の秩序は裏金のやりとりで決まっていく」と述べた。
また「石破さんの場合は首班指名を受けとりますんで“票のお礼”ということも言えんことはない」と疑いの目を向け「総理もこの際、全部しゃべったらどうですか?」と呼びかけた。