元乃木坂46の山崎怜奈（27）が15日、日本テレビ系「ウェークアップ」（土曜午前8時）に生出演し、石破茂首相による自民党新人議員15人への1人当たり10万円の商品券配布問題についてコメントした。
今回の問題が、派閥裏金事件など政治とカネの問題への認識を正すことが求められている自民党のトップに表面化したことを念頭に置いてか「今まで政治の『慣例』に染まりきっていない人を、染めにいこうとしているような印象も持つ」と指摘した。
この日の番組では、今回の問題を冒頭で詳報した。今月3日に首相公邸で新人議員らとの懇親会を開いた石破首相はこれまで、自身の指示で議員側の事務所に配布したことを認め、家族への「手みやげ」を念頭に、ポケットマネーで商品券を渡したと主張。「政治活動に関する寄付ではない」として、政治資金規正法上の問題はないとの認識を繰り返し主張しているが、おみやげに10万円の商品券という国民感覚とかけ離れた金額や、法的な問題はないと主張する石破首相への批判は強まっている。
番組では冒頭、この問題を詳報した。見解を問われた山崎は「新人議員はある意味、巻き込まれた形になるので気の毒ですし、（商品券10万円と）中身を言われていない状態で受け取って、（首相側に）返しにいかないといけなかったというところも踏まえると、まだ今までの政治の『慣例』に染まりきっていない人を、染めに行こうとしているような印象も持ちます」とコメントした。
さらに「そもそも石破さんは、裏金問題に非常に敏感に反応していた。（昨年の衆院選で）裏金議員といわれる人たちを非公認にしてまで（イメージを）きれいにしていた。そのクリーンな印象が、一掃層されてしまうような出来事」と苦言を呈した。
