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ディズニー「白雪姫」初週末興収は低調 公開前から文化論争で作品内容に物議


ウォルト・ディズニーが実写映画化した『白雪姫』が米国で公開され、週末の興行収入が予想に反して低調な結果に終わった。今年の実写映画の中では制作費が高額な部類に入るが、4300万ドルの米国内興行収入は予想を大きく下回った。また、世界的にも8700万ドルと期待には及ばなかった。原因の一つとして、公開前から映画を巡る文化論争が取り沙汰されていたことが挙げられる。白雪姫役のレイチェル・ゼグラーが原作に批判的な発言をしたほか、パレスチナ支持を表明し、共演のガル・ガドットとの意見の相違も話題となった。これらの要素が興行に影響を与えたと見られている。過去のディズニー作品と比較しても興行は低調で、期待値を下回る結果となった。

※写真はイメージ

米ウォルト・ディズニーが実写映画化した「白雪姫」が21日に米国で公開され、週末3日間の興行収入が4300万ドル(64億8129万円)に終わったことが分かった。米ロサンゼルス・タイムズ紙によると、推定2億5000万ドル(376億8250円)の制作費を費やした同作は、8500万ドル(128億1200万円)以上の興行収入が見込まれていた。世界興行は4400万ドルで、全世界の興行も8700万ドルにとどまった。

ディズニーの最新の実写版と比較すると、2019年の「ライオン・キング」は米国内で公開最初の週末に1億9000万ドルを稼いでおり、17年の「美女と野獣」も1億7400万ドルだったとフォーブス誌は伝えており、それらの作品の4分の1以下だった。

同作を巡っては公開前からさまざまな論争が起きており、価値観を巡る文化論争が要因とみられている。

主人公の白雪姫役にコロンビア系米国人女優レイチェル・ゼグラーが起用されたことに加え、邪悪な女王役を演じたのはイスラエル出身の女優ガル・ガドットだった。さらに、公開を前にゼグラーはパレスチナ支持を表明し、イスラエル軍によるガザ攻撃を非難。パレスチナ問題を巡って、イスラエル軍で兵役経験のあるガドットとの対立が取り沙汰された。

また、ゼグラーが1937年公開の原作アニメを好きではないと述べ、自身が演じる白雪姫は「王子に救われることはない」「夢はリーダーになること」と話したことも、原作を軽視していると非難を浴びていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)

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