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お馴染みの『ハイ・ホー』と実写版オリジナル曲『美しさがすべて』に大拍手! 『白雪姫』レビュー:夢と魔法に魅せられたミキ’s TODAY Vol.53


GANG PARADEのヤママチミキさんが、ディズニー作品の大ファンとして、3月20日に公開された実写版『白雪姫』について語ります。オリジナルのアニメーション作品と比較しつつ、現代版としての新しい試みや、ミュージカルシーンの魅力をレビュー。特に『ハイ・ホー』と女王様が歌う『美しさがすべて』が印象的だったと語り、これらのミュージカルシーンが観客を魅了することを保証します。また、アニメーションにはない、白雪姫の幼少期のストーリーや動物たちの表現の違いについても触れ、これらが作品に新たな深みを与えていると評価しています。オリジナル楽曲のアレンジや新曲の見事なパフォーマンスに感動し、映画館での鑑賞を強く推奨しています。

10人組アイドルグループGANG PARADE(通称:ギャンパレ)のヤママチミキさんがこよなく愛するディズニーや、関連するエンタメ情報を発信。取材レポート、アイテムレビューなどなど毎週金曜日に更新中です。

こんにちは!

GANG PARADEのヤママチミキです!

昨日3/20から実写映画『白雪姫』が公開されています。

誰もが知っているであろうディズニー作品『白雪姫』は、グリム童話を基につくられたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ初の長編映画であり、世界初のカラー長編アニメーション映画です。

1937年に公開されたのですが、その当時は、キャラクターたちの生命感やストーリー、音楽、きっとすべてが衝撃的だったと思います。

今観ても、あの作品がまさか約90年前につくられたなんて思えないほどの作品です。

ウォルト・ディズニーが4年という歳月と、莫大な予算を投じて挑んだ『白雪姫』というプロジェクトにどれだけの苦労があり、試行錯誤を繰り返したか、色んな資料等でしか知ることができず、想像もつかないけれど、こんなに素晴らしい長編アニメーション作品が世界初だなんて、それ以降に作品を作る人たちの希望や目標、糧だったと思うし、同時に大きなプレッシャーでもあっただろうなと思います。

そんな『白雪姫』が実写として帰ってくるなんて、公開前からわくわくが止まりませんでした。

さて、そんな実写映画『白雪姫』を試写会にご招待いただいたのでレビューしていきたいと思います!

ネタバレ注意でお願いします。

この作品を一言で表すのであれば、”現代版 白雪姫”かなと思います。

おおまかなストーリーの流れはそのままだけれど、白雪姫に強さを感じたり、王子が王子でなかったりといったような設定が少し違く、アニメーションとは若干異なるように描かれているように感じました。

でもそれが別に違和感というわけではなく、今『白雪姫』という作品をつくったらこうなるんだろうなという納得感がありました。

ストーリーや色彩、衣装など、素晴らしいところは多々ありましたが、圧倒的にミュージカルシーンが良すぎて、「これこれ!こういうのが観たかった!!」と心の中で拍手していました。

特に良かったのは、誰もが知っている小人たちが歌う『ハイ・ホー』のシーンと、実写版のオリジナルである女王様が歌う『美しさがすべて』のシーンです。

この2シーンは、心の中でスタンディングオベーションしましたね。

『ハイ・ホー』は小人たちにとっては毎日のルーティーンだからいつも通り、歌いながら仕事に向かい、トロッコに乗り、採掘場で宝石を取り、帰路につく。

そんな”日常”がこんなにワクワクするなんて凄い…!!

トロッコに乗っているシーンはまるでアトラクションに乗っているかのような臨場感があり、採掘場の中は色鮮やかでキラキラ輝く宝石たちが美しく、採掘するための設備の見た目と働きに高揚する。

そして、一緒に歌いたくなるあの音楽。

最高、の一言に尽きます。

『美しさがすべて』は、”theミュージカル”といったようなシーンです。

城内で、その美貌と美声とヴィラン感をぶちまけているのがあまりにも美の暴力すぎて圧巻。

この『美しさがすべて』の最後の方の階段上で女王様が堂々と歌い、周りの衛兵や城に仕えている人々が女王様を引き立て歌い踊るシーンは、圧倒的最高ミュージカル。

これ、舞台で観たい。生で浴びたい。

感嘆のため息が漏れました。

白雪姫と小人たちが掃除をしながら歌う『口笛ふいて働こう』や、ハッピーエンドを迎えた白雪姫が民衆と歌い踊る『愛のある場所(フィナーレ)』など、他のミュージカルシーンもとても良くて、ミュージカル大好き人間の私にとっては大大大満足でしたね。

アニメーションと同じ曲もアレンジが加えられていたり、新曲があったり、曲を聴いているだけでワクワクするけれど、これはパフォーマンスありきだなぁと思います。

ミュージカルとして楽しみたい曲たち。

ディズニー作品はやっぱり色彩での表現が素晴らしくて、冒頭の白雪姫幼少期は、白雪姫はもちろん、街中も民衆もカラフルだったけれど、女王様に支配されたあとは暗めで寒色や黒などで女王様の冷酷な性格を表しているようです。

白雪姫は召使いの時だけ少し彩度は落ちていたけれど、それ以外はずっと鮮やかだったのが印象的でした。

これも白雪姫の純粋で美しい心を表しているのかなと思いました。

アニメーションにはないシーンや、異なるシーンも何箇所かあって、個人的には白雪姫の幼少期の両親とのやりとりが描かれていたのは、

白雪姫がどんな風に育って、こんな優しい心の持ち主になったのかなどを知ることができたのがとてもよかったです。

ディズニー作品といえばの動物たちの表現は、アニメーション的な感じではなくて、2.5次元くらいの絶妙なバランスで、アニメーションほどまで離れてはいないけど、リアルすぎないところがすごく良いファンタジー感でした。

女王様のエンドがアニメーションとは全然違く、今作の女王様のエンドのより深いところが気になっているので色んな考察を見たいと思っています。

あと、小人たちのベッドの名前表記が英語のままで安心しました(笑)

ストーリーが結構駆け足で進んでいったところもあったけど、逆にゆったり進んでいったり時間をかけているシーンもあって、物語の中にどんどん没入していっている感覚がありました。

今回は吹替版を観させていただきました。

吹替を観て、改めて字幕版でレイチェル・ゼグラーの歌声も浴びたいという気持ち…!!

アニメーションとの違いを楽しむのもおすすめ!

私は試写後、改めてアニメーションを観て、どちらのおもしろさも摂取することができて心がほくほくになりました。

ぜひみなさんにも映画館で、この素晴らしいミュージカル映画を浴びて欲しいです!

『白雪姫』
全国劇場にて公開中
(c) 2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

文・写真:ヤママチミキ
TOP画像デザイン&イラスト:ジンボウサトシ

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