東野幸治（57）が進行するABCテレビ「教えて！ニュースライブ 正義のミカタ」（土曜午前9時30分＝関西ローカル）が22日、放送。石破茂首相による新人議員への商品券配布問題を取り上げ、元財務官僚で経済学者の高橋洋一氏が“問題発覚にいたった黒幕”について、茂木敏充氏を指摘する私見を展開した。
今回の問題が表面化して以降、岸田文雄前首相でも同様に配布があったとの報道が出たほか、12年衆院選で初当選した自民党の議員が、当時の第2次安倍政権時代に開かれた公邸での会食にあわせ「商品券的なもの」を受け取ったことを認めており、歴代自民党政権の「慣習」ではないかとの疑いが浮上している。
これに、問題発覚後、石破首相を取材したジャーナリストの青山和弘氏は、「（石破氏が）岸田さんや菅さんの時もやってたでしょ？ って。だから適法という自信は、ものすごい持ってた」と明かした。
番組レギュラーの漫才師海原ともこも「そらそうですよね。聞いてたのに、自分のときだけやらへんかったら、ケチって言われる」と石破首相の心の動きを類推した。
だが、結果として、内閣支持率は急降下。番組でも「ポスト石破争い」として、高市早苗氏、林芳正氏、小林鷹之氏と、茂木氏の名をあげ、行く末についてトークを進めた。
ここで、東野が、高橋氏に「自民党の流れはどんなもんですか」と話題を振り、高橋氏は「茂木さんが、新聞に商品券の話を…」と私見を述べ始めた。
高橋氏は「新人が（10万円商品券を）もらっちゃって、慌てちゃうわけ。すると、いろんな人に相談するでしょ？ それを、茂木さん、知ってた。それで、新聞にリークした（のではないか）というのがある」。
即座に東野は「すごいこと言ってますよ」と口をはさんだが、高橋氏はあらためて、問題発覚の要因は茂木氏ではないかとの見解を繰り返した。
これに、青山氏も「永田町の中でも、茂木さんがリークした？ って流れてる。でも、それだけが真実かっていうと、ちょっと違う」と解説。「新人議員の中には、ありがたかって神棚に飾ってた人がいる。それを某新聞社が見つけて、現物を確認して、その後、取材で確認していった中で、リークする人もいた。（茂木氏は）ひとつのファクターではあるでしょうが。それだけでない」と続けた。
その上で、青山氏は「前は（これまでは）バレなかった。でも、今回はバレた。秘書が騒いだからなんです。これまで、秘書たちのせいになってるから。こういう時代、こういうご時世（になっているの）に、配ったセンスのなさ。そこ、石破さんは言われても仕方ない」と指摘していた。
