starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

みのもんたさんは「現代の豊臣秀吉」「朝ズバッ」プロデューサー語る「大きな器量、心持った人」


TBS系「朝ズバッ!」で知られるみのもんたさんが、80歳で亡くなりました。TBSスパークルの武石浩明取締役は、みの氏が「現代の豊臣秀吉」と称されるほど豪快で心優しい人だったと述べています。みのさんの人柄を象徴するエピソードとして、野球解説者の落合博満さんへの粋なプレゼントや、ドラマ「水戸黄門」の撮影所での心配りが挙げられました。また、番組「朝ズバッ!」が批判を受けた際も、番組の重要な部分を守り続ける決断をしたことで、番組は持ち直したと話しています。昨年の誕生日には、痩せながらも感謝の意を示し、尊敬を集めていました。

TBS「朝ズバッ」制作発表 新番組「朝ズバッ!」の女子アナ陣に囲まれ抱負を語るみのもんたさん(2005年3月撮影)

みのもんたさんが1日、80歳で亡くなった。公私ともに豪快で、優しい人柄でも知られた。TBS系「みのもんたの朝ズバッ!」のプロデューサーとして07年から約6年間、みのもんたさんと仕事をした武石浩明さん(57)が日刊スポーツの取材に応じた。現在、TBSスパークル取締役で、公私にわたって交流が続いていた。

   ◇   ◇   ◇

武石さんは、みのさんの人柄を「現代の豊臣秀吉」と言う。「人の懐に入り、大きな器量、心を持った人でした。人を徹底的に楽しませる人で、気遣いなんて軽い言葉ではありませんでした。よく観察してましたね」とした。

気配りと豪快さが同居するエピソードを語ってくれた。野球解説者の落合博満さんが中日の監督だった時、インタビューをほとんど受けないことで知られていたが、みのさんのインタビューには応じたという。毎年キャンプ期間から取材するだけではなく、落合さんの地元秋田の日本酒を背番号と同じ66本差し入れしたという。「すべてに『落合博満』というのしがかけてあるんです。ご本人が飲むだけではなく、落合さんが誰かに贈れるようにという心配りですよね」。

TBS系「水戸黄門」に出演した時も、京都・太秦の撮影所の全スタッフ、70人以上分の菓子を用意し、すべてにのしをかけ、当時主演の里見浩太朗の名前を入れたという。「スタッフも里見さんも喜ばれました」と振り返った。

苦しい時期もあったが、みのさんは柔軟に対応し、守るところは守る姿勢を見せたという。武石さんは「朝ズバッ!」が食品会社の誤報で大きな批判を受けた後にプロデューサーになった。「どん底の時でした。番組のいろんなものを変えようとしたんです。ただ、みのさんは『全部変えてもいいけど、番組の看板、またぎボードは変えないように』と言ったんです。その後、番組は時間をかけて持ち直したので、的確だったんだと思いました。すごく物事をよく見ているんです」と振り返った。

立教大の後輩ということもあり、かわいがってもらったそうで「お酒の飲み方もずいぶん教わりました。振る舞いも飲み方もきれいで、誰かに支払わせたことはないんじゃないかな」。

昨年8月、みのさん傘寿のお祝いに、スタッフ、出演者が25人ほど集まったという。「お痩せになってましたが、とても喜んでくれました。お礼がしたいと11月に食事に連れて行ってくれたのが最後になりました。感謝と尊敬しかありません」と語った。

みのさんの好きなお酒はバランタイン30年とNIKKAの鶴だった。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.