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【悼む】みのもんたさん情熱は生涯衰えず 睡眠時間は2、3時間 豪快に遊び、貪欲に仕事


人気キャスターとして長年活躍したみのもんたさんが、2020年1月1日に80歳で亡くなりました。みのさんは肉を喉に詰まらせて意識不明となり、その後死去。葬儀は家族葬で行われました。みのさんはテレビ業界で数多くの長寿番組を担当し、睡眠時間もわずか2、3時間のハードワーカーとして知られています。彼の情熱に触発された同僚もおり、仕事への姿勢に大きな影響を与えました。私生活では、12年に亡くなった妻の遺骨をしばらく抵抗なく部屋に置いていました。晩年も変わらぬ明るさで記者懇親会に参加し、今も語り継がれるエネルギッシュな姿は伝説的存在です。

豪快に笑うみのもんたさん(2020年撮影)

数多くのテレビ番組の司会を務め、「視聴率男」「長寿番組男」として人気を集めたキャスターみのもんたさん(本名御法川法男)が1日未明に死去したことが分かった。80歳。関係者によると、1月中旬に都内の焼き肉店で肉を喉に詰まらせて救急搬送されており、意識不明が続いていたという。葬儀は親族のみの家族葬で執り行われ、お別れの会を開く予定はないという。

   ◇   ◇   ◇

02年、TBS系「サタデーずばッと」が始まった時から取材してきた。インタビューをお願いすると、「おもいッきりテレビ」の生放送終了からわずか5分後を指定してきて、この人には休憩という発想がないのかと面食らった。朝昼2本の生放送のほか、全曜日にレギュラー番組を持ち、収録後は深夜まで飲み会。睡眠時間は2、3時間というモーレツぶりだった。

「仕事は貪欲にとって、情熱を燃やしてやるもの」とし、「ワークシェアリング」という言葉も大嫌いだった。05年、日本外国特派員協会の夕食会でゲストスピーカーを務めた夜、打ち上げの場にいた女性芸能人が「レギュラーなんかいつ辞めてもいいと思っていたが、みのさんを見て考えが変わった」とあいさつに来た。女性は謝意のつもりだったが、みのさんの受け止めは違った。駅まで送ってもらう車の中で「その程度の覚悟でテレビの仕事をするなんて。悔しい」とボロボロ泣いていた。

仕事への情熱は生涯衰えることはなかったが、12年に40年以上連れ添った妻、靖子さんを66歳で亡くしてからはいかにもさみしそうだった。「離れるのがつらい」と納骨せず、靖子さんが愛した鎌倉の自宅のキッチンに遺骨を安置していた。納骨できたのは七回忌の時だった。

昨年7月に、アットホームな記者懇親会でお目にかかったのが最後。おやせになってはいたが、好きなワインとウイスキーをじゃんじゃん飲み、誰かのグラスが空くことにめざとく、公にできない昭和芸能ゴシップを大いに語る陽気さは相変わらずだった。エネルギッシュなテレビ時代を象徴するレジェンド。放送史そのもののお話の数々に感謝するばかりです。【梅田恵子】

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