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TBSの定例社長会見が26日、都内の同局で行われ、重大なコンプライアンス(法令順守)違反のため番組を降板した生島ヒロシ(74)について、TBSラジオの林慎太郎社長が再起用の可能性を否定した。
生島は複数の番組関係者へのハラスメント行為があり、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜午前5時)を1月27日の放送限りで降板した。林社長は経緯の詳細は伏せたが「事案について具体的に聞いたのは本当に最近のこと。調査をして速やかに降板を決めたということであります」と説明した。
中居正広氏関連の調査に伴って発覚したのではなく、関係者から通報があったという。調べる過程で、ハラスメントに該当する案件が複数あったことも分かった。本人へのヒアリングは、1月27日の放送後に行ったという。
約27年間続いた長寿番組で、林社長は「長い期間、TBSラジオの朝を支えてくれた方。私どもも大変残念に思っておりますし、番組のファンの方々からも残念だという声は届いております」。復帰の可能性については「生島さん自体がもう引退状態ですので、もうご出演いただくことはないかなと思います」と否定した。