シンガー・ソングライターかわにしなつき（22）が26日、東京・渋谷WWWで単独ライブ「mirror ball」を行った。
2月16日の大阪公演に続くライブで、新曲「星屑のダンスフロア」や、テレビ番組初タイアップとなったMBS「よんチャンTV」内のコーナー「世界一周ご縁たび～万博も勝手にPRしちゃうよん～」のテーマソング「晴れ、時々風まかせ」も都内で初披露。アンコール含む17曲をパフォーマンスして沸かせた。
MCでは胸ほどまであった髪の毛を20センチ以上切ったことや、新衣装を服飾系の学校に通う友人が作ってくれたことなどを報告。カラフルなストーンがちりばめられた衣装でファンから「かわいい！」などと声が飛ぶ中、「ミラーボールみたいにキラキラしたライブにしたいですね。私たちも1人1人が違うからこそきれいな景色になると思っています。ライブタイトルにはありのままの自分でいてほしいという願いを込めました」と呼びかけた。
中盤では地元奈良県から都内に出てきた際の心境をつづった「トーキョー」や川西奈月名義時代の名曲「0・0004％のキセキ」なども熱唱。「上京してきた2年前は怖いもんなしやなと思っていたんですけど、この街でひとりぼっちなんやないかなとか、悩みでいっぱいいっぱいな時期もありました。今は戦友やスタッフさんとかもたくさんいて、かわにしはここに立てています。人生で1番悩んだ2年間でしたが、今年はそれを超えるくらいたくさん悩んで、私だけの光をたくさん見つけたいなと思っています」と語った。
終盤にはSNSで人気となった楽曲「理想的ガール」、アンコールでは「太陽とキミ」をオリジナルアレンジで披露。MCでは「人生も長い旅で、一期一会の瞬間がたくさんあると思うねん」と問いかけ「そういう時間とか瞬間は、積極的にいかないとないんじゃないかなと思っていて。私もどんどん極めて自分だけの光を見つけられたらと思っています。みんながいないと前に進めないですし、光ることもできないので。これからも、かわにしと歩いてくれたらいいなと思っています」とあいさつした。
アンコールでは「晴れ、時々風まかせ」のMVが3月3日に公開されること、3月16日にファンクラブイベント、4月13日に主催ライブを開催することも発表。満員の観客の前で17曲を走りきった、かわにしは「2025年も頑張りますので、よろしくお願いします」とステージを締めた。【松尾幸之介】
