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作家の吉本ばなな氏が26日までにX(旧ツイッター)を更新。自身が著者だとする偽の電子書籍が販売されていることを受け、法的措置をとる意向を示した。
吉本氏は、Amazonで販売されている「世界には時間がない」とのタイトルが付けられた電子書籍について、「私はこんな本書いてないのでもちろん法的に訴えますが、読者のみなさん間違えて買わないでください」と注意をうながし、「とんでもないことです」と憤った。
Amazon上ではほかにも村上春樹氏や東野圭吾氏ら人気作家の著書だと偽った電子書籍も販売されていることをフォロワーから伝え聞き、「ヤバいですよね!」「もちろんAIだと思いますが、Amazonだってこのインチキな本たちを作った人たちだって多少儲けてますよね…」と販売サイトへの不信感も募らせた。
Amazonに対応を求めるも、「amazonは全く対応してくれません!」「カスタマーサービスでは対応不可能だということで、もう一段上のKindleの著作権侵害に関する部署にメールするところまでつないでもらったけど、なんだかアホらしくなってきました」と状況を説明。「とにかく私が書いた本じゃないので、うっかりダウンロードしないようにお願いします」と強調した。
また、「法的に訴えるって、頭痛が痛い、だよね、オレ 法に訴える、です」と法的措置を講じる姿勢を示し、「ほんとうに、こんなことがオッケーになったらなんでもありすぎて、犯罪を容認してることになります。恐ろしい!」と思いをつづった。