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杉良太郎(80)が18日、東京・文京区の学校法人郁文館夢学園で、中高生約280人に「人生の目的」をテーマにした公演会を行った。杉は80歳になって声優に初挑戦したアニメ映画「親鸞 人生の目的」(28日公開)で主人公の親鸞聖人の声を務めた。「人間・親鸞」の苦悩や葛藤に焦点を当てた作品で、普遍的なテーマ「なぜ生きるのか」を描いている。
公演会は試写会後に実施。「人生には生きる目的が大切。自分は皆さんの年頃にはそれがあった。お父さんやお母さんを経済的に楽にさせたということだった。それで歌手になった」「人生には我慢が大事。楽しいことはたまにあるけど、人生はほとんどが我慢」などの教訓を、経験談を交えながら話した。そして「良い友だちを作ってください。今が大事。自分の人生を生きることが大切」と続けた。警視庁の特別防犯対策監でもあり「SNSでおいしいもうけ話がいっぱいあるが、見極める力が大切だ」とも付け加えた。
初の声優には、立ち回りなど体を酷使しないことに戸惑いもあったという。仕事や自身に厳しい杉らしく、最後には「この次はもっとうまくやります」と付け加えていた。【松本久】