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野村修也教授「社長がトラブルを抱え込めるのは不祥事の温床」フジ騒動の本質に斬り込む解説


中央大学法科大学院の野村修也教授が出演した「そこまで言って委員会NP」で、フジテレビが設立した第三者委員会について評価を述べた。野村氏は委員会のメンバーを「玉石混交で言えば、玉」と評し、信用できると述べた。また、一連のトラブルの背景を徹底調査する必要性を強調。トラブルを社長が抱え込むことの問題を指摘し、コンプライアンス部門の活用の重要性を訴えた。また、トラブル発覚後の不透明な記者会見の運営についても批判し、取締役の責任を問う意見を述べた。

野村修也氏(2018年6月撮影)

日弁連の第三者委員会のガイドラインの策定に関わった、弁護士で中央大学法科大学院の野村修也教授が9日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜午後1時30分)に出演。番組では「第3の○○を考える」をテーマに徹底討論した。一連のトラブルを巡り、フジテレビが立ち上げた弁護士らによる第三者委員会について議論した。

事実関係の調査・事後対応やグループガバナンスの有効性を、客観的かつ独立した立場から調査・検証するための第三者委員会は3月末をメドに調査報告書を出す予定。第三者委員会の調査について「信用できるか」「信用できないか」についてパネリストが回答するかたちで進んだ。

野村氏は「玉石混交、フジは“玉”」とし、委員会の弁護士らが「いまのところ玉石混交で言えば、玉のほう。いまのところいいメンバーで構成されてる」と信用できるとした。

一連のトラブルについて「なぜ、トラブルが生まれたのか。何らかの会社の仕事に仕方が影響していたのかを絶対に調べなければいけない」と話し、トラブルが発覚後に「社長が、これ(トラブル)を自分で抱え込んだ。会社にはシステムがあり、コンプライアンスなどの部署がある。社長がトラブルを抱え込めるのは不祥事の温床」と斬り込んだ。

その理由として「全部、困ったことがあれば、社長案件にしてしまえばいいとなってしまう。そこを信じてもらえないので、投資家はみんな怒っている」と問題視した。

トラブル発覚後、テレビカメラを入れず、限定して行った会見について「富士山を背負ってやった、あの記者会見自体を、なぜ他の取締役は止めなかったのか。取締役が機能していないのは、だれかの顔を見ているから、みんな黙っている。日枝さんの問題は大きな問題。これを調査しなければ、終わることはない」と力説した。

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