俳優の鈴鹿央士(25)が29日、都内で行われたアニメ映画「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」(寺本幸代監督、3月7日公開)完成報告会に登壇した。
ゲスト声優として出演し、物語のカギを握る謎多きキャラクター、パルを演じる。幼少期からドラえもん好きで「決まったときはもうどうしようかと。不安なところもありましたが、小さい頃からほぼ一緒に育ってきたドラえもんの世界に入っていけることが楽しみで仕方なかった」と笑顔で話した。
「映画ドラえもん」シリーズは1980年(昭55)にスタートし、今作は45周年記念作品となる。鈴鹿は過去作の中で「のび太の恐竜2006」が思い出深いといい「初めて映画を見て泣いた作品。あのとき小学校1年生くらいかな、映画館で『ピー助!』って泣きました」と明かした。
同作は現レギュラー声優陣で挑んだ初めての「映画ドラえもん」シリーズだという。ドラえもん役の水田わさびは「私たちが初めにやった映画! うれしいです」とにっこり。鈴鹿を見つめ「私たちのドラえもんを見てこんなすてきで立派な俳優さんが…。そして目がきれい!」と感激し、会場を沸かせた。
ドラえもんの世界で自分に近いキャラクターを聞かれた鈴鹿は「しずかちゃんかな。お風呂が大好きで、お風呂毎日つかるようにしてるので…」。今回が2度目の「映画ドラえもん」シリーズ参加で、アートリア王妃役の藤本美貴(39)は「私はだんぜんジャイアン」と即答した。
「お前のものは俺のもの、俺のものも俺のもの。夫婦関係はジャイアン形式で。いざとなったら頑張る部分もありますよ」とにんまり。ジャイアン役の木村昴(34)は「豪快で力強い、頼りがいがあると言うことですね。あんまり怒らせないようにしないと…」と笑いを誘った。
しずか役のかかずゆみ、スネ夫役の関智一、寺本監督も登壇。のび太役の大原めぐみは体調不良のため欠席した。