オリックスのドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)は、同学年の山下撃ちでA組(1軍)昇格をアピールする。
30日、チーム本体とともにキャンプ地宮崎入り。新人全員がB組(2軍)からのスタートとなっており「ケガをせずに、1日でも早くA組(1軍)に上がって、チームの戦力としてみられたい。走攻守全部でアピールしていきたい」と気合をにじませた。
春季キャンプ中の紅白戦やシート打撃などでは「(山下)舜平大と対戦したい」と熱望した。「ヒットも打ちたいですけど、結果も求めて、内容にもこだわっていきたい」。最速161キロ右腕を攻略となれば、間違いなく首脳陣への猛アピールとなる。「いろんな投手の方々から『プロの球っていうのはこういうもんなんだぞ』っていうのを見させていただきたいなと思います」と心待ちにした。
ルーキーながら早くもキャンプ中のオンとオフの切り替えグッズを宿舎に持ち込んだ。「匂い系も結構好きなので、そっち系のいろんなものを持ってきました」と香水やルームスプレーなど香りグッズを大量にスーツケースに詰め込んだ。宿舎の部屋で香りを楽しんでリラックスし、グラウンド上では即戦力の“匂い”を漂わせ、首脳陣のハートをグッとつかみにいく。【古財稜明】