明石家さんま(69)が、25日夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。芸能界引退を発表した中居正広氏を「戦友」と言い表し、中居氏の女性トラブルを端緒とし迷走を続けるフジテレビにも言及した。
さんまはSMAP時代から中居とも共演が多く、ともに「切磋琢磨(せっさたくま)してきた」思いが強い。近年は木村拓哉との親交が深く「オレは木村派と思われてるのか」と言い、中居とは会っていなかったが、それでも「戦友」との表現で「紳助もそうやけど、松本も。みんな切磋琢磨しながら生きてきて、引退となると、仕事ももうできないし」などと惜しむ本音ものぞかせた。
その流れで、女性トラブルの真相、フジテレビの関与についての真偽は「おれすら、情報むちゃくちゃ。モヤモヤしてる」と言い、「もう、どれがどれで…。オレの情報とは全然違うのがあるから」と、さんま自身も混乱していると明かした。
さんまといえば「昔は『Mr.フジッ子』と呼ばれた男ですから」と自称する通り、フジテレビの番組で育ってきた面もある。
そのフジテレビについて「CMがぎょうさん、降りたのも事実やし。4月からどう、お金を(工面)していくのか」と心配。その一方で、「昔はフジしか仕事してなくって、今もまだ2本、やらしてもらってるんですけども、おれギャラ高いやん(笑い)」と、さんま流トークで、フジテレビの行く末を案じた。
共演の村上ショージが「(さんまのギャラは)オレの5倍?」と聞けば、さんまは「ショー(ジ)ちゃん、ごめん」と、もっと上だと言いつつ、さんま自身の覚悟のような思いものぞかせた。
「(フジテレビは)乗り越えるのは、大変やというのは分かるから。(さんまのお笑い)向上委員会なんかも、どうしてくれるのか。ホンマでっか!?(TV)もね」
この先に想定される“荒波”を予期しつつ「時間かかるよ、何年(単位)やぞ。もし、元に戻すとしても。制作費少なめでやっていくのちゃうかな」と想像していた。