<スペインリーグ:Rソシエダード0-3ヘタフェ>◇26日(日本時間27日)◇第21節◇サンセバスチャン
レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)がヘタフェ戦にフル出場したが、得点できずチームも0-3と完敗した。19日の第20節バレンシア戦(0-1)、23日の欧州リーグ・ラツィオ(イタリア、1-3)戦に続く公式戦3連敗となった。
久保は4-3-3の右ウイングでプレーし、チャンスメーカーとして存在感を見せた。
前半33分に右サイドをゴールライン際までドリブルで持ち込みマイナスの鋭いクロス。味方選手に合えば1点という決定機だったが、合わずクリアされた。
前半38分には右からの正確なクロスボールを送り、FWオヤルサバルがヘディングシュートを放ったが、GKにキャッチされた。
後半も1点を追う34分、左サイドからGKの前へ触れば1点というシュート性の鋭いクロスボールを入れたが、味方選手は間に合わずGKにキャッチされた。続く36分にも右からの正確なクロスボールでFWオスカルソンのヘディングシュートを演出したが、GKにキャッチされた。
そして追加タイムの後半52分、久保はボックス内で相手選手をかわして左足を振り抜いたが、シュートはゴール枠を捉えられなかった。さらに同54分にもドリブルで一気に突き進み、左足シュートを放ったが、ここは相手選手にブロックされた。
試合は後半27分にシュートセーブしたこぼれ球をヘタフェMFウチェに押し込まれて均衡を破られた。その2分後、Rソシエダードは右サイドから崩され、FWカルレス・ペレスに押し込まれて追加点を奪われた。後半40分にもカルレス・ペレスにゴールを奪われ、0-3という一方的なスコアで敗れた。
試合終了直後、久保はマッチアップしたヘタフェの左DFリコに詰め寄った。身ぶり手ぶりで猛抗議。後半50分に背後から激しいタックルを受けていた。しかし逆に右肘がリコの顔に当たり、イエローカードを食らった。今季4枚目で、出場停止にリーチが掛かった。
この日の久保はヘタフェの捨て身のタックルに倒される場面もあったが、ホイッスルは鳴らず異議を唱える場面もあった。