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フジ港浩一社長「もう1度お会いして足りなかった所を謝罪したい」被害女性へ 最後の対面は24年夏


フジテレビは中居正広氏に関連する女性トラブル報道を受け、27日に都内で再び記者会見を開きました。この会見で、港浩一社長が辞任を発表し、同社が女性の心身ケアに尽力しながらも効果的な対応ができなかったと反省を述べました。港氏は、女性とのコミュニケーション不足や、会社の支援体制の不備を認め、改善の必要性を強調しました。前回の会見は、メディア制限が原因で反感を買いましたが、今回はメディア制限を撤廃し、透明性を確保する形で行われました。この再会見には、新社長となる清水賢治専務など、フジテレビの重役が出席しました。

記者会見に臨むフジテレビ港浩一社長(撮影・江口和貴)

フジテレビは27日、都内の同局で、中居正広氏(52)の女性トラブルに社員が関与したなどと報じられた件について2度目の会見を行った。

この日をもって辞任することを発表した港浩一社長は被害を訴えた女性と最後に会ったのは昨年夏とし「残念ながら希望していた職場復帰はかないませんでしたが、ご自身の意思でごあいさつに来てくれました。私どもが彼女の心身のケアを最優先にしてきましたがやり方に今思えば反省点があります。あまりにも少人数で対応しようとしてやってきましたので、もう少し会社の仕組みを使えるタイミングがあったのかなと。もう少し他のケアもできたのかなと思います」と話した。

女性の体調不良などから「頻繁にコミュニケーションがとれない時期もあった」といい「そこでコミュニケーション不足もあったのかな。夏にお会いした時は体調も良さそうでした。そこは短い時間で楽しい会話ができたのかなと思っております。今、報道で女性の気持ちが我々と向き合ってきた時と違うということが伝わってきていますので、そうだったのかという思いと、もう1度お会いしてしっかり足りなかったところを謝罪したいというところです」とした。

会見には港氏のほか、フジテレビ新社長に就任することになった清水賢治専務、フジテレビジョンの嘉納修治会長、遠藤龍之介同局副会長、フジ・メディア・ホールディングスの金光修社長の5人が出席した。

会見は17日にも行われたが、動画撮影禁止や取材媒体の制限などで世間の反感を買い、スポンサー離れも招いた。この日は参加メディアを限定せず、テレビカメラの参加も許可しての“やり直し会見”となった。

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