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石川さゆり、石川県能登町の復興応援特命大使に「能登半島」紅白で「今歌わずしてどうする」


演歌歌手の石川さゆりが、能登半島地震や豪雨で被害を受けた石川県能登町の「復興応援特命大使」に就任しました。石川は、ヒット曲「能登半島」で知られ、地域と深い縁を持っています。彼女は被災者を励まし、地域の魅力を広めるために活動することを誓いました。石川は2023年のNHK紅白歌合戦で、21年ぶりに「能登半島」を歌います。大使就任には能登町の大森町長も期待を寄せており、町民の元気を取り戻すメッセージとして強調されています。石川の活動を通して、被災地の復興と地域再生への支援を促進することが目的です。

石川さゆり(2023年4月撮影)

演歌歌手石川さゆり(66)が、能登半島地震や豪雨で大きな被害を受けた石川県能登町の「復興応援特命大使」に29日付で就任した。任期は3年。ヒット曲「能登半島」で知られる石川が、歌で被災者を励まし、復興へ向かう地域の魅力を発信する。

東京都内で25日に委嘱状を受け取った石川は「日本中の皆さんに、自分にできることは何だろうと思ってもらい、心をつないでいくことができたらいい」と語った。

77年、19歳の時に「能登半島」を発売して以来、地域との縁を深めてきた。地震後もたびたび能登を訪れて仮設住宅で暮らす人たちの声に耳を傾けながら、生活を復旧する困難さも目の当たりにした。「おいしい魚介があり、美しい景色もありました。また皆さんが行けるような状況になれば、いっぱい旅行もしてほしい」と述べた。

47回目の出場となる31日のNHK紅白歌合戦では、03年以来21年ぶりに「能登半島」を披露する。「今、歌わずしてどうするんだと、能登の皆さんのことを思いながらしっかり歌いたい」と誓った。

大森凡世町長は「石川さゆりさんに歌っていただいたら、町民も本当に元気が出る。復興に向けたメッセージをいろんなところで発信していただきたい」と期待を寄せた。

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