<全国高校サッカー選手権:東北学院3-1奈良育英>◇29日◇1回戦◇ニッパツ
4大会連続17度目出場の奈良育英は、東北学院(宮城)に敗れた。3大会連続初戦敗退となり、過去最高だった94年度のベスト4には及ばなかった。
前後半とも7分という早い時間帯、しかも同じセットプレーで失点。前半追加時間に、FW藤川陽太(3年)の同点ゴールが生まれたものの、勢いは続かなかった。
梶村卓監督(43)は敗れたが、前半のうちに1度は同点に追いついた選手を評価。
「サッカーは何が起こるか分からない。先に取りたいが取られることもある。最終的に自分たちが勝つことを目指し、前半は取り返すことができた。自分たちとしては(先制点を許したことは)想定外ではなく、想定内。やってきたことを出して(後半に)逆転しようと(ハーフタイムに)話した」
一方で「相手はキックの精度を含めて、技術も高い選手がそろっているのが分かっていたし、対する準備もしていたが、それを上回られた」と、力の差を認めていた。