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伊集院光「M-1」審査員の人選に異論「昔って漫才の人、そんな審査してた?」9人全員漫才師に


伊集院光がラジオ番組で「M-1グランプリ2024」の審査員選出について、自身の意見を述べた。彼は審査員が現在、多くが「M-1」経験者であることへの違和感を表明。過去には青島幸男や立川談志が審査員を務めていたことを挙げ、漫才関係者以外が参加していた経緯について触れた。審査員が漫才経験者ばかりで技術的な議論に集中する現在の状況に、彼は懐疑的であると感じている。最新の審査員には、経験者である石田明や哲夫、初参加の柴田英嗣らが選ばれたが、審査員の多くが「M-1」に所縁があることに彼は新鮮さが不足していると指摘した。

伊集院光(2016年3月撮影)

タレント伊集院光(56)が17日放送のTBSラジオ「伊集院光 月曜JUNK 深夜の馬鹿力」(月曜深夜1時)に生出演。漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2024」の審査員の人選について私見を述べた。

「世間の話題はさ、M-1の審査員が誰になりましたみたいなの多いじゃん。俺は自分でそういう芸事をやってないから単純に漫才とかも好きなものの1つなのね。面白いことが好きな中で、面白い漫才が好きっていうぐらいだから。M-1に対しても見たり見なかったり」と自身のM-1に対する温度感について語った。

そして「昔のM-1ってさ、漫才の人ってそんな審査してた?」と投げかけた上で「最初のうちは松本(人志)さんはいるよ。松本さんはいるんだけど、俺覚えてんのは、青島(幸男)知事とかやってたよね。小池(百合子)がいないとね。都知事枠」と続け、01年に行われた過去の審査員の名前を列挙していく。

さらに「演出家の鴻上尚史さんがいたり、もちろん(立川)談志師匠もいたり。ラサール(石井)さんなんて、漫才はやったことないけど。大竹まことさんもいたよね? ってことは、むしろ松本さん以外に(オール阪神巨人の)巨人師匠はいたものの、それこそ漫才ばっかりにしないようにしよう、みたいなことだったと思うのね」と語った。

その上で「それが今、むしろM-1を経験している人、M-1を勝ったことがある人とか、M-1の決勝に行ったことがある人になっていくわけじゃん」と審査員の人選について言及した。

そして「全員経験者が審査員で、経験者がテクニカルなことや、そのM-1を勝つのはこうあるべきみたいなことを論じ始めてる感じは何かだからもう、ぼーっとしちゃう」と語った。

「M-12024」の審査員は15日に発表され、石田明(NON STYLE)、海原ともこ、柴田英嗣(アンタッチャブル)、哲夫(笑い飯)、博多大吉、塙宣之(ナイツ)、山内健司(かまいたち)、礼二(中川家)、若林正恭(オードリー)=50音順。柴田、山内、若林は初の決勝審査員。「M-1」経験者は海原ともこを除く8人。

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